YouTuber とっくんが語る、自分を大蛇丸と信じて止まなくなった理由と料理へのスタンス

とっくんが語る、大蛇丸との出会い

少年漫画のボディブローのように効く名ゼリフが好き

カバーにも登場するガーリックシュリンプ

――気になるのは大蛇丸が出てくる『NARUTO -ナルト-』との出会いなのですが。

とっくん:小学生のころ、いつも遊んでいた男友だちが「『NARUTO -ナルト-』のアニメが面白い」って教えてくれたのが最初ですね。それから中学生くらいまでずっと好きで見ていました。その後、本誌も読み出したんですよね。個人的に一番好きなのは、修行して2年後に大人になったナルトが戻ってくるところ。少年期の話って、猪突猛進なナルトが一直線に術を使って戦っていたんですけど、徐々に頭を使って術を駆使して戦ってるのを見て「俺も賢くならないかんのか」みたいな(笑)。「成長するってこういうことだな」って少年ながら、めちゃくちゃワクワクしたんです。本当、好きな理由を話したらキリがないんですけど。

―― 他にもお好きな漫画はありますか?

とっくん:いっぱいありますね。『鋼の錬金術師』も好きですし、最近ハマってるのは『ハイキュー!!』です。いずれも要所々々に出てくるセリフが結構重たくて、ボディブローのように効いてくる。世界観もまとまっていて、風呂敷を広げすぎず、敷いた伏線はちゃんと全部回収して、いろんなキャラクターにもスポットが当たる。コンパクトかつスマートに、わかりやすく、でも世界観はちゃんと描いてるっていう作品がすごく好きですね。

――やはり成長していくさまにグッときますか?

とっくん:そうですね。『ハイキュー‼』はマジボロ泣きです。涙もろさでいったら、柴田理恵さんぐらいもろいっす(笑)。

大蛇丸ボイスの第一発見者は弟だった

スプーンでかきこみたい! 色あざやかなタコライス

――アニメが好きだったというところから、自然と声マネをするようになったんでしょうか?

とっくん:もともと父親が映画と音楽好きなんです。なかでもヘビメタが好きだったので、それをしっかり受け継いでバンドマンになってるんですけど(笑)。父の映画好きにも影響を受けていて、弟と日本語吹き替えの洋画をよく見ていたんです。最初は、若本規夫さんや大塚芳忠さんなど、吹き替え声優さんに興味を持っていました。

 大学生のころだったかな、弟と『NARUTO -ナルト-』のゲーム『NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム』をしながら、セリフ当てして遊んでたんですけど、そのとき私が大蛇丸の声真似をしたら「それ、めっちゃ似てない? ちょっといろいろしゃべってみて」って言われて……。それで自分のことを大蛇丸と信じてやまなくなりました。

――弟さんとのその遊びがなければ、この動画は生まれなかったわけですね。

とっくん:信じてやまなくなってないかもしれない(笑)。大蛇丸の声優さんが、くじらさんという方だということは『NARUTO -ナルト-』のアニメを見ているときからエンドロールを見て知っていて。「大蛇丸 くじら」っていうクレジット、子どもにとっては「どういうことだ?」ってなるじゃないですか。一般的なフルネームの名前と違うので、気になっていろいろ調べるようになりました。そしたら、『銀魂』のお登勢役だったり、『キングダムハーツ』でリトルマーメイドのアースラ役をやっていたり。子どもながらに意識してチェックするようになりました。

――動画を見ていると『サザエさん』のマスオさんやアナゴさん、ゲーム実況者の弟者さんとかの声マネもしていますね。

とっくん:どうもみなさん、おはこんばんちは!

――アハハ。ふいに出てくるので、ずるいなと思いました(笑)。

とっくん:わかる人にだけ伝わって、わからない人には「今何が起きてるんだ?」っていう感じで、動画が進むと2分20秒ってあっという間に終わるんで。もう1回再生していただけるというメリットがあります(笑)。これでもかってくらい詰め込むので、友だちに言われましたよ。「とっくんの動画は見てると胃もたれがする」って。

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