つづ井さんが語る、HAPPYなオタク人生のルーツ 「行動力やバイタリティは、母の影響が強いかも」
【つづ井さんプロフィール帳2】
元気な母とパーティー好きな姉が、つづ井さんのルーツ!?
――続いて、プロフィール帳のYES/NOコーナーにいきたいんですけど、「オシャレにこだわりがある」に「YES」となっていますね。いつも絵日記の中のつづ井さんは“HAPPY”のTシャツにパンツのイメージなので、ふだんはどのようなファッションを楽しんでいるのですか?
つづ井さん:どちらかというとスカートが多いですね。でも、すぐお気に入りの服を母と姉に取られちゃうんですよ。というのも、実家のルールで、服を買った人が誰であっても一番似合う人のものになるっていうのがあって。実家は田舎なので、服屋さんとかがないので、私が街で買った服を着て帰省すると、母と姉が着てファッションショーみたいなのが始まるんです。前に、私が一張羅のコートを来て帰ったんですけど、母もそれを気に入ってしまって「私のほうが似合うと思う」って言い出しまして。「せめてワンシーズンは着たい」って渋ったんですけど「他の人にどちらが似合うかジャッジしてもらおう?」ということになり。ちょうど、そのとき姉夫婦が遊びに来ていて、姉の夫に審査員をしてもらうことになったんです。真正面に立ってもらって、その前を私と母が順番に、そのコートを羽織って義兄の前まで歩いてターンして……っていうのをやって。
――必死のランウェイ!
つづ井さん:で、義兄に「どっちのほうが似合ってた?」って聞いたら「うーん、つづ井ちゃんにはまだ大人っぽいかな? お義母さん、お似合いでしたよ」と。“めちゃくちゃ気を遣ってるー”って思いました(笑)。
――忖度がすごいですね(笑)。
つづ井さん:「いやいやいや、そこ癒着あるでしょ!」って言ったんですけど、普通にそのままコートは母のものになってしまって……結構気に入ってたコートだったんですけどね。
――もう、お気に入りの服を着て帰れないですね。
つづ井さん:そうなんですよ。帰省するときはだいたい2~3泊するんですけど、選りすぐりの好きな服を着て帰ると、なんか……結果的に身ぐるみ剥がされちゃうんで。本当に着て帰る服がなくなって「タンクトップ1枚で帰る?」ってときがあったくらいです。
――アハハ。絵日記のつづ井さんが、タンクトップ姿でガーンってなってるのが脳内再生されました。
つづ井さん:本当、漫画の顔になりました(笑)。
――今のお話を聞くと、ご家族もHAPPYな感じなんですね。
つづ井さん:そうですね。みんなお祭りとか好きですね。
――お母さまとお姉さまとつづ井さんのキャッキャしてる感じは、そのまま友人のみなさんとのノリに近いかもしれません。
つづ井さん:そうかも! たしかに影響は大きいと思います。母がもう還暦を過ぎているんですが、少し前に同級会に行ったんですね。友だちと旅館に泊まるからって、母はカルタとトランプを持っていったんですよ。私、“還暦過ぎてもそういうので盛り上がっていいんだ!”って思って。衝撃を受けたのと同時に“私もこうなりたいな”って思いました。で、帰ってきた母に「どうだった?」って聞いたんですよ。そしたら「朝4時までやった」って(笑)。
――本気すぎ!!
つづ井さん:朝4時までやって、7時の朝食もちゃんと食べたらしいです。めっちゃ元気やん、っていう。行動力というかバイタリティというか。母の影響は強いかもしれないですね。姉もパーティー好きですね。実家に帰ったら、すぐパーティー開いてくれて。地元が同じゾフ田と橘が来たときはもちろん、そうじゃないオカザキさんとMちゃんが実家に遊びに来てくれたときも、すぐにバーベキューをしてくれて。もう昼、夜、次の日の朝みたいな感じで、3食バーベキューになりました。
――やりすぎ(笑)!
つづ井さん:みんなで集まったり、パーティーしたりっていうのが、いつも身近だったのはあるかもしれないです。
お互いに甘やかし合った結果、「前世からの友情」は深まって
――(プロフィール帳に戻って)鮮明な夢を見るんですね。
つづ井さん:はい。好きなキャラクターとか出てきたりします。
――さすがですね。登場人物は2次元のキャラクターが多いですか?
つづ井さん:そうですね……に、2次元のほうが多い!!! 今、気づきました。うわー、2次元だわ!
――2次元の夢って、あまり見たことないです。多くの人が実生活と近い映像を見ていると思うので。
つづ井さん:え! そうなんですか? 2次元の世界を自分目線で能動的に動いている感じで、たまに俯瞰になったり……はー、そうなんや。すごい得してる。
――アハハ。たしかに作品を夢の中でまで楽しんでいるということですもんね。お、「女性に生まれてよかった」というところもYESになっていますが。
つづ井さん:そうですね。男性に生まれていたとしても、楽しく過ごしていたと思いますけど。今、すごく楽しいので。
――『裸一貫〜』で描かれていた、自分のお世話をするための「お尻磨き」(※6)は今も続けられているんですね。
つづ井さん:そうですね。尻磨きと、歯も磨いてますね。尻はもうカンストで!
――カンストまで極めた尻磨きの方法、伝授してもらえませんか?
つづ井さん:尻用石鹸を使ってたときもあったんですけど、最近は普通に顔に使ってる洗顔料を使ってます。お風呂で洗って、上がったら拭き取り化粧水で拭いて、導入美容液をして。化粧水をコットンに取って3度塗りするんです。で、美容液して、乳液して、クリーム。
――すごいですね! それはカンストします。
つづ井さん:むしろ顔よりも、ちゃんとやってますね(笑)。顔はパックして終わり、とかにしちゃってます。
――そんなつづ井さんがおしゃれだと思う人は、オカザキさんなんですね。
つづ井さん:初めてオカザキさんがうちでお泊り会したときに、ペチコートを履いてて。“ペチコート履いとるじゃん! すごいー”って感動して。いや、ペチコート履くって普通のことなんですけど、ちゃんとしてるっていうか、丁寧だなって。
――それはオカザキさんには伝えたんですか?
つづ井さん:いえ、そのときは心の中で(笑)。ペチコートを買うっていう手順が、この子の人生のなかであったんだなって思って。ちゃんとしとるなー、おしゃれさんやなーって思いました。
――「カッコいい人」は友人全員と。
つづ井さん:そうですね。みんな尊敬してますね。推しに対する姿勢とか。
――「前世からの友だち」と呼べるほどの友人がいることを羨ましいと思う方も多いと思います。何がその出会いを引き寄せたと思いますか?
つづ井さん:こればっかりは、ご縁だとしか言えないんですけど。でも、みんな出会ったころは、全然こんな感じじゃなかったんですよね。ゾフ田はあの冷静なままですけど。オカザキさんはもっとおとなしい感じだったし、橘は笑いに尖ってたし、Mちゃんは友だちが多くてイケてるグループにいるしっかり者って感じで、全部の飲み会に呼ばれてる子みたいな。でも仲良くなっていくなかで、お互いに甘やかし合ってどんどんめちゃくちゃになっていってるみたいな。それぞれ他の友だちの前では、ちゃんとしてると思うんですけど。“どこまでやっても、このメンバーなら引かれない”ってわかってきたんでしょうね。実際、引くんですけどね(笑)。でも、引いたとしても距離はあかないので。
――もともとの距離感が、べったりじゃないみたいなのもあるんですかね?
つづ井さん:そうですね。「ニコイチ」みたいな感じでもないし、ベタベタはしてないし。実は今日も橘とLINE通話する予定なんですけど、同時に特撮動画を流しながらハンズフリーでとか、別の作業をしながら話すことが多いんですよ。好きなことを尊重できるいい距離感ですね。