『ゴールデンカムイ』とうとう役者は揃ったーー強欲の男・牛山辰馬は物語にどう影響を与える?
杉元にとって牛山はいくらアシリパが慕っていても、土方一派である以上分かり合えることは決してない相手でしかない。敵意をむき出しにする杉元だが、果たして向こうは何を考えているのだろうか? 度々登場するキャラクターだが、まだまだ謎に包まれていることも多い。
役者が全て札幌に揃おうとしている。新たな舞台で刺青人皮をいち早くゲットするのは、どの一味なのだろうか? そしてアシリパが暗号を口にする日が来るのか非常に気になるところ。物語は佳境へ向かっているものの、まだまだ読者を休ませてはくれない。誰かが金塊を手にする日が訪れるまで、目を離さずにいよう。
■たかなし亜妖
平成生まれのサブカル系ライター。ゲームシナリオライターとしての顔も持つ。得意技は飲み歩きと自炊。趣味はホラー映画鑑賞。
■書籍情報
『ゴールデンカムイ(6)』
野田サトル 著
価格:本体540円+税
出版社:集英社
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