小川洋子『密やかな結晶』、ブッカー国際賞の最終候補6作に選出 

小川洋子、ブッカー国際賞最終候補に

 イギリスの権威ある文学賞、マン・ブッカー賞の主催団体が2日、賞の国際版である「ブッカー国際賞」の今年の最終候補6作品を発表。小川洋子『密やかな結晶』が候補に入った。受賞作の発表は5月19日。国際賞は、作家と英語への翻訳者に贈られる。

『The Memory Police』(Yoko Ogawa,Translated by Stephen Snyder,Published by Harvill Secker)

 『密やかな結晶』は1994年に講談社から出版(99年に文庫化)された作品で、2018年には石原さとみ主演で舞台化もされた。昨年、村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』や小川の『博士の愛した数式』『ホテル・アイリス』などの翻訳を手がけた、翻訳家ステファン・スナイダーにより翻訳、英語版が発売。NEW YORK TIMESが選ぶ「100 NOTABLE BOOKS OF THE YEAR」にも選出されているほか、全米図書賞のファイナリストにも選ばれていた。

 ブッカー国際賞は2005年に創設。2016年にはアジア人作家として初めて韓江が『菜食主義者』(英題:The Vegetarian/Deborah Smith訳)で受賞した。

■最終候補作6作
Shokoofeh Azar『The Enlightenment of The Greengage Tree』(イラン)
Marieke Lucas Rijneveld『The Discomfort of Evening』(オランダ)
Fernanda Melchor『Hurricane Season』(メキシコ)
Daniel Kehlmann『Tyll』(ドイツ)
Gabriela Cabezón Cámara『The Adventures of China Iron』(アルゼンチン)
Yoko Ogawa『The Memory Police』(日本)

■書籍情報
『密やかな結晶』(講談社文庫)
著者:小川洋子
出版社:講談社
定価 : 本体690円+税
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000198397

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