乃木坂46 与田祐希が語る「色気もあるとよ」への挑戦 「私に表現できることのすべてを詰め込んだ」

乃木坂46 与田祐希インタビュー

 乃木坂46・与田祐希が2nd写真集『無口な時間』を3月10日にリリースした。使用カットが公開されるたびに話題となり、累計の発行部数は20万部となった。
 
 イタリアのシチリア島とミラノで行われたロケでは、本人がかねてより挑戦してみたかったという崖から海への飛び込みや、ウェディングドレス、そしてランジェリー姿などを披露。自身が写真のセレクトにまで関わり、こだわりが詰まった作品に仕上がっているという。与田祐希本人に今回の写真集で目指したもの、そしてグラビアに対する気持ちの変化を語ってもらった。(編集部)【最後にサイン入りチェキプレゼント企画あり】

ウェディングドレスは憧れだった

――2nd写真集の発売、おめでとうございます。

与田:10代で2冊目の写真集を出せるなんて、本当にありがたいです。リリースが決定してからは、1st写真集とどのように変化をつければいいのか、いろいろと悩みました。

――1stとの違いを付けるため、今回はイタリアにて撮影したわけですね。

与田:はい、シチリア島とミラノの2カ所で撮影したのですが、ヨーロッパ自体に行ったことがなかったこともあり、仕事を忘れそうなくらい素で楽しみました。

――シチリア島では、与田さんが写真集でやってみたかったという「崖から海への飛び込み」に挑戦していました。

与田:写真集が決まったときに、最初にやってみたいと思ったのがこれだったんです。もともと、高いところから飛び込むのが好きで、地元・福岡ではよくやっていたんです。でも、乃木坂46に入ってからは、そんな機会もなかなかなくて(笑)。

――1ページ目から飛び込みの写真で、すぐに写真集に引き込まれました。他にもやりたいことはありましたか?

与田:ウェデイングドレスです! ずっと憧れだったんです。タイミングを見計らって、綺麗な夕焼けをバックに撮影できました。撮影中は「いつか着るときが来るのかな?」「お父さん、お母さん、今までありがとう」とかいろいろ考えましたね(笑)。

――それの気持ちが表情に出ていると。作品全体を通して、現地の方と触れ合っているカットが多いですね。

与田:自分からガンガン絡んでいきました(笑)。普段ならそんなこと絶対にできないのに、海外で開放的になったのか、「Hi!」とか「Buon giorno!」って自分から声をかけて、その瞬間を撮影してもらいました。そうしたら、声がけしたみなさんは“神対応”で。

――普段見ることのできない与田さんの姿ですね。着たかったというウェディングドレスも含めると、ポーズ数も多く衣装も見どころとなっています。

与田:そうなんです。フィッティングに、たくさん時間をかけてもらいました。いつも通りじゃなくて、大人になった姿も見せたいという想いもありましたので、パンツスタイルでシックな感じとか、普段は絶対にしないような格好ができたのが嬉しかったです。あとは私服も結構入っていて、撮影が終わってから私服に着替えて、ご飯食べに行ったときに撮影したカットなども使っています。

――今回は流れの中で撮ったような写真が多く、一緒に旅をしているかのようなロードムービー的な作品に仕上がっています。被写体として、そのような意識はありましたか?

与田:決めすぎた写真ばかりになるよりは、飾らない感じでありのままの姿が多い写真集にしたいと思っていました。普段の雑誌のグラビアだと、時間や場所、ページ数が限られていたりするのですが、今回の写真集は1週間かけて172ページ分も撮影したので、いろんな姿が見せられたと思います。しかも今回、膨大な数の写真から、自分で好きな写真選ばせてもらっているので、そこにも私のセンスが反映されています。

――今回2冊目の写真集ですが、与田さんの中でグラビアに対する気持ちの変化はありましたか?

与田:乃木坂46に入るまでは、写真を撮られることがすごく苦手でした。加入後すぐのときも、雑誌の撮影では固まっちゃうし、上手く笑えなかったです。周りの子はちゃんと笑っていて、すごく焦ったのを覚えています。でも時間が経つにつれて、周りのスタッフとも打ち解けるようになり、徐々に楽しめるようになってきました。

――いろいろと写真の研究もしていると聞きました。

与田:雑誌などで他の方の表情やポーズはチェックします。それをやるようになったのは、『bis』と『MAQUIA』の専属レギュラーモデルをやらせていただくようになってからですね。それまでは雑誌を見ても「カワイイ」とか「これ欲しい!」としか考えてなかった。でも今は「こういう見せ方あるんだ」「このポーズいいな」とか、そういう視点でも見るようになりました。

――加入時に比べたら大きな変化ですよね。

与田:雑誌によっても違うので、全部同じにならないようにも心がけています。今回の写真集は10代の集大成ですが、前回の写真集にもあのときにしかできなかった、今はない表情があると思います。だから両方、見比べてほしいな(笑)。

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