『鬼滅の刃』第196話でついに禰豆子が……! いよいよ佳境の無惨戦、勝利の鍵を握る人物は?
※本稿はネタバレを含みます。
『鬼滅の刃』第196話(『週刊少年ジャンプ』2020年14号)では、引き続き炭治郎・伊黒と無惨との死闘、また人間の記憶を取り戻す禰豆子の状況が描かれた。
炭治郎のもとへと走る禰豆子。彼女は人間の記憶を取り戻し、無惨に殺されたときの状況や様々な人物との出会いの日々を回想していた。
一方、炭治郎・伊黒と無惨との死闘では、無惨は己に不利な戦況であり夜明けまで間もないため、分裂して逃げようとするも、それも珠世の仕組んだ薬で阻害された……。
これまで毎週の記事でも言及してきたように、珠世は無惨との闘いで展開の鍵を握るキャラだ。そこで、本稿では珠世について掘り下げる。
珠世は第14話で初登場。炭治郎が浅草で鬼の暴走を止めた際、「この人に誰も殺させたくないんだ」と叫んだのを聞き、 「鬼となった者にも「人」という言葉を使ってくださるのですね そして助けようとしている ならば私もあなたを手助けしましょう」と申し出た。
鬼ではあるが、医者でもあり、無惨を抹殺したいと思っている。そのため、自分の体を弄ることで無惨の呪いを外している。また、人を食らうことなく、人の血を少量飲むだけで事足りる。鬼気術は、対象者を幻惑する「惑血 視覚夢幻の香」や、自白剤のような「白日の魔香」など。
炭治郎は珠世と出会い、鬼になった人を戻す方法を尋ねる。そこで、珠世は炭治郎に二つのお願いをする。一つは禰豆子の血を調べさせてもらうこと。二つはできる限り無惨の血が濃い鬼から血液を採取して来ること。
珠世はもともと無惨に付き添っていたが、縁壱との闘いで無惨が逃走した際、一時的に彼の支配から解放され、その間に自分の体を弄ったことが考えられる。また、無惨の逃走の際、縁壱から無惨を倒す手助けを頼まれて珠世は承知した。