久保田紗友が語る、“ナチュラルな自分”を見せることへの挑戦 「10代最後の等身大を撮っていただきました」
映画『サヨナラまでの30分』やテレビ朝日360°ドラマ『鈍色の箱の中で』でヒロイン役を演じ、その演技力で今、注目されている女優・久保田紗友。そんな久保田紗友が待望の1st写真集をリリースした。
『1st 写真集 久保田紗友』と題された本作は、等身大を撮影した「ナチュラル」サイドと、演じているキメのカットが満載の「ファッション」サイドの2部構成。それぞれの紙質も違うという凝った作りになっている。今回、そんな写真集をリリースした久保田紗友本人に、「夢が叶った」という写真集の内容について話を聞いた。【インタビューの最後にチェキプレゼント企画あり】
■自分がインスピレーションを受けてきたものを出したかった
――写真集出版の話がきたとき、どう思いましたか?
久保田:いつかは出したいと思っていたのですが、まさか10代最後のタイミングで出版の話を頂けるとは思っていませんでした。純粋に「ひとつの夢が叶った」ことが嬉しかったです。
――久保田さんのインスタグラムを拝見していると、写真が好きだということが伝わってきます。
久保田:写真は好きですね。撮るのも見るのも好きなので、よく写真展に行ったりしています。
――他のタレントさんの写真集を見たり、その良かった部分を取り入れたりはしましたか?
久保田:他の方の写真集は結構、見ていますね。ですが今回、直接参考にした作品はあまりないです。もともと写真集を出すのなら、撮影の中で自分がインスピレーションを受けて、その時に出てきたものを表現したいという想いが強くあったので、そこは意識しました。
――本作では久保田さんの意見が、色濃く反映されているということですね。
久保田:そうですね。特に「ファッション」サイドでは、非日常感を衣装で表現したいと考えていて、それを思う存分やらせていただきました。「ナチュラル」の方は、普段メディアであまり見せられていない表情……卓球していたり、すごく笑っていたりとか、10代最後の等身大の部分を撮っていただきました。もちろん私だけの意見ではなく、チームとして制作できたからこそ、いろんな姿を見せることができたと思っています。
――チームで制作したということですが、他の方の意見で印象的だったものはありますか?
久保田:最初に私がやりたいことをスタッフのみなさんに伝えたのですが、その数があまりに多かったので、ちゃんと一冊の写真集としてまとまりのある形になるようにシンプルにしていただきました。もし私がやりたいことを全部やっていたら、統一感のない仕上がりになっていたかもしれません(笑)。また、これまであまりナチュラルな部分を出す機会が本当になかったので、「そこを引き出したい」と言ってくださったのは覚えています。その部分があったおかげで、読者の方からの反響もあり、やって良かったと思いました。みなさんのおかげで、結果的にいろんな「久保田」を出せたのは大きいですね。
――ナチュラルな自分を見せるのは、むしろ挑戦だったと。
久保田:せっかく夢だった写真集を作るなら「自分らしさ」を出していきたいという想いはもちろんありました。でも、「自分らしさ」ってなんだろうというのもあって……。私は女優なので、ナチュラルを演じることもあれば、逆に演じているようでナチュラルなこともあります。その違いを表現できたのは、周りのスタッフの方達のおかげだと思っています。