角田光代『源氏物語』新訳の決定版ついに完結 豪華記念イベントが東京・大阪で開催

『源氏物語』角田光代新訳ついに完結

 与謝野晶子、谷崎潤一郎、そして瀬戸内寂聴……時代を代表する文豪たちが挑んできた超大作『源氏物語』の現代語訳。今もっとも人気と実力を兼ね備えた角田光代が、“長編小説断ち”宣言をしてまで完全訳に挑み5年。いよいよ完結を迎える。

 2014年11月に第1巻『古事記』から刊行を開始した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻)の最後を飾るのが、角田光代による新訳『源氏物語』(全3巻)。全集刊行開始から待ち望まれていた同作品の完結巻『源氏物語 下』が、2020年2月27日ついに刊行される。

 完結記念イベント「今の言葉、今の心で訳した「源氏物語」の魅力」が東京と大阪で開催決定。

■イベント「今の言葉、今の心で訳した「源氏物語」の魅力」詳細

【東京】
出演:角田光代、池澤夏樹、江國香織
日時:3月12日19:00 開演(18:30 開場)
会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(タカシマヤタイムズスクエア南館7F)
料金:1,500円(全席指定/税込)
問合せ:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA TEL.03-5361-3321(10:00~18:30)
※当日、出演者3名の本全集サイン本を数量限定で販売
(共催:河出書房新社・紀伊國屋書店)

【大阪】
出演:角田光代、池澤夏樹
司会:東條律子(「日本文学全集」編集長)
日時:2020年4月7日19:00 開演(18:30 開場)
会場:中之島フェスティバルタワー12F アサコムホール
料金:無料
定員:200名
※受付開始は2月下旬予定 ※定員に達ししだい、受付終了
(主催:河出書房新社 協力:朝日新聞メディアビジネス局)

■書籍情報
池澤夏樹=個人編集日本文学全集06『源氏物語 下』
訳者:角田光代
解説:池澤夏樹
解題:藤原克己(東京大学教授)
月報:辻原登、マイケル・エメリック
帯写真:川内倫子
発売日:2020年2月27日予定
価格:本体3,500円
初回封入特典:帯写真の特製ポストカード
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309728766/

■角田光代(かくた・みつよ)略歴
1967年、神奈川県生まれ。著書に『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、『対岸の彼女』(直木賞)、「ロック母」(川端文学賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)など多数。

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