乃木坂46高山一実『トラペジウム』が「2019年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」でトップに

二十歳が一番読んだ小説ランキング発表

 ハイブリッド型総合書店hontoサービス実施店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂とhontoサイトで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計した「2019年 二十歳(はたち)が一番読んだ小説ランキング」が発表された。

■2019年に二十歳が一番読んだ小説ランキングトップ10
第1位 『トラペジウム』高山一実著(KADOKAWA)
第2位 『麦本三歩の好きなもの』住野よる著(幻冬舎)
第3位 『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ著(文藝春秋)
第4位 『魔眼の匣の殺人』今村昌弘著(東京創元社)
第5位 『新章 神様のカルテ』夏川草介著(小学館)
第6位 『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ著、斎藤真理子訳(筑摩書房)
第7位 『死にがいを求めて生きているの』朝井リョウ著(中央公論新社)
第8位 『三体』劉慈欣著、大森望・光吉さくら・ワンチャイ訳、立原透耶監修(早川書房)
第9位 『平成くん、さようなら』古市憲寿著(文藝春秋)
同第9位 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼著(講談社)

 2019年に二十歳が一番読んだ小説は、乃木坂46・高山一実の小説家デビュー作『トラペジウム』だった。「アイドルを目指す女の子の10年間」を描いた青春小説で、主人公の行動に自分を投影し同世代として共感したことが人気を集めた秘密ではないかと、honto広報担当が解説。

 2位は昨年上位を席巻した住野よるの新刊『麦本三歩の好きなもの』、3位は「2019年本屋大賞 大賞」瀬尾まいこの『そして、バトンは渡された』がランクインと、女性作家がベスト3を占める結果に。

 映画でも話題『屍人荘の殺人』の今村昌弘の新刊『魔眼の匣の殺人』や、中国のベストセラーSF『三体』、韓国や台湾でベストセラーとなった『82年生まれ、キム・ジヨン』といった海外の邦訳作品もランクインした。

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