星読みヒーラーyujiが語る、2020年のパワースポット 「“心”を活性化するエリアは、ずばり瀬戸内沿岸」(後編)

星読みヒーラーyujiインタビュー(後編)

 予約の取れない超人気“星読み”ヒーラーyuji氏のインタビュー後編。前編では2020年の星の行方を読み、時代の変革に対する心構えなどについて、アドバイスをもらった。後編では、2019年に全国行脚した「ゆじたび」を通じて見えた本当の豊かさ、日本列島の現状、そして2020年に訪れるべきパワースポットなどについても聞いていく。(国実マヤコ)

前編:星読みヒーラーyujiが占う、“破壊と再生”の2020年 「あらゆる常識が崩れ去る、確実なことなんて一つもない」

「ゆじたび」は“資本主義社会へのアンチテーゼ”

――2019年のyujiさんといえば、「ゆじたび」(※)に尽きるわけですが、鑑定料としての金銭が発生しないという、実に斬新な試みでしたね。実際にスタート〜ゴールして、何かお感じることはありますか?(※:「ゆじたび」とは、2019年3月にスタートした、鑑定セッションをしながら全都道府県を行脚する旅。セッションのバーターとしてyujiが受け取るのは、ご当地の食事や移動手段としてのドライブ、美しい景色、あるいは施術や創作など個人の持つ技など。本来であれば鑑定料となる金銭が一切発生しないことで話題となった)

yuji:毎日がまるでドラマでした。今回の旅のテーマはいろいろあったのですが、ひとつが“資本主義社会に対するアンチテーゼ”でした。つまり、「お金を通さずして、こんなに面白いことができるんだよ」ということを、まずは自分自身で実践してみたかったんです。実際にやってみて分かったことは、「お金という唯一のエネルギーの交換券から解放されてみたら、実は、世界はこんなにも豊かさに溢れていた」という事実。例えば、その土地の持つ豊かさ、人の家の裏庭に実ったリンゴであるとか、そういう特産品をお金というワンクッションを置かずに、直でもらえるわけです。しかも、人間の持つあらゆる意味での豊かさが、エンドレスに出てくる場面に、たくさん遭遇したんですよ。

 これは地方あるあるかもしれませんが、足バーター(移動手段)で、すでに取引が成功しているにもかかわらず、地元の美味しいご飯屋さんに連れて行ってくれたり、宿に泊まらせてくれたり、いろいろなものが先方からの厚意でついてくるんです。「yujiさんにこれを食べさせたい、あの景色も見てもらいたい、なんならうちの従妹も紹介したい!」というように(笑)。

 お金というものから解放されることで「私の時給がこれくらいだから、yujiさんにこれくらいの時間を使わせるとなると、これくらいが妥当かな?」といった“裏計算”がいっさい消失するわけです。また、金銭的な裏計算のみならず、エネルギーのつり合いすら考えなくなっていきますから、本当の意味で、純粋なエネルギーのぶつけ合いになっていくんですよ。プライスレスなことをしてみたら、それ以上にプライスレスなことが返ってきた。お金を手放してみたら、お金以上に素晴らしいものが手に入った、という旅なんです。

――金銭にとらわれないことで得られるものがあると。

yuji:だからこそ、たった数時間にもかかわらず、非常に深いつながり、絆というものができあがるんです。初めて駅で会い、セッションを終えて別れるときには完全に「マブ(マブダチ)」状態(笑)。「鑑定なんていいから、また遊びに来てくださいよ」というような関係性ができあがるんですね。だから僕は今、全国に何百人というマブがいるんです(笑)。出身こそ香川県、居住地は東京都ですが、「地元はどこですか?」と聞かれたなら、「日本です」という感じでしょうか。

 「ゆじたび」を一言で表すなら、アルファベットの「I」(=me)。自分(「I」)がもっているものを全部出そうと勝負をかけたら、みんなからの「愛」(=love)が返ってきた。「愛」という字は「心を受ける」と書きますよね? だから僕が心全体で真心の勝負をしたら、愛が返ってきたわけです。つまり「愛」への変換券は「I」を自ら出していくことだった、ということなんですよ。

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