漫画家・大橋裕之の初メジャー作品『音楽』“完全版”発売へ サイン会・トークショーも開催

漫画家・大橋裕之『音楽』の完全版が発売

 漫画家・大橋裕之にとって初メジャー作品となった『音楽と漫画』に収録された「音楽」が、10年ぶりに“完全版”となって2019年12月9日に発売される。表題作「音楽」のエピソード0となるプロローグ、コラムニスト・ブルボン小林による作品解説、作者本人が語る「音楽と漫画の頃」などが新たに追加された。

 不良学生3人組が思いつきでバンドを組み、初期衝動に駆られるがままに楽器をかき鳴らし、バンドライフを謳歌する青春賛歌「音楽」の他、オリジナル版と同様「ラーメン」「山」「漫画」という初期の重要作品を収録。

 また、本作を原作としたアニメーション映画『音楽』が、2020年1月11日より劇場公開する。監督・岩井澤健治が7年以上を費やし、作画枚数40,000枚超という膨大な枚数をすべて手描きで制作した前代未聞のアニメーションになっている。声優陣には、坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、岡村靖幸、竹中直人らがキャスティングされている。

 同書刊行に合わせて、12月8日に東京・神楽坂のかもめブックスでサイン会が、12月10日には愛知・三省堂書店名古屋本店でトークショー&サイン会が行われる。名古屋でのトークショーには、映画の監督である岩井澤健治とプロデューサーの松江哲明も登壇する。そして、かもめブックスでは12月8日から『音楽』の原画展示が、東京・西荻窪の今野書店では12月9日から大橋・岩井澤・松江の3名による選書のブックフェア「『音楽』にまつわる選書フェア」が始まる。

■大橋裕之(おおはし・ひろゆき)プロフィール


 漫画家。1980 年生まれ。愛知県蒲郡市出身。2005 年『謎漫画作品集』などの自費出版漫画で本格的な活動を開始。既刊に『シティライツ 完全版(上・下)』『遠浅の部屋』『ザ・サッカー』『ゾッキ 大橋裕之 幻の初期作品集(A・B)』(以上、カンゼン)、『太郎は水になりたかった』(リイド社)、『大橋裕之の1P』(スペースシャワーネットワーク)などがある。

■書籍情報
『音楽 完全版』
著者/編者:大橋裕之/九龍ジョー
出版:カンゼン
定価:1,300円(税抜き)
商品ページ:http://www.kanzen.jp/book/b480745.html

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