バスキア写真展『BOOKMARC』にて開催決定 貴重なポートレイト収録の写真集も発売

バスキア写真展『BOOKMARC』にて開催

 ニューヨーク発ファッションブランド「マークジェイコブス」が手掛けるブックストア『BOOKMARC(ブックマーク)』にて、写真家・ニコラス・テイラーによるジャン=ミッシェル・バスキアの写真展が10月19日(土)から開催される。この展示に合わせ、写真集も発売。前日のオープニングレセプションではサイン会も行われる。


■イベント内容
mAtter & studio PUNK G FLOYD present
Nicholas Taylor “EYE CONTACT | JEAN-MICHEL BASQUIAT 6 JAN 1979 NY”
Photo Exhibition
◯会期:2019年10月19日(土)-11月4日(月・祝)12:00-19:00
オープニングレセプション&サイン会
◯日時:2019年10月18日(金)20:00–22:00
◯場所:BOOKMARC(ブックマーク)東京都渋谷区神宮前4-26-14
◯展示内容
1979年1月6日、ニコラスは、自身のカメラ(Mino x 35mm)でバスキアとポートレイトのセッションをし、その貴重なドキュメント写真合計36フレームは、ニコラスの白黒コンタクトシートに記録されている。そのうち10枚はバスキアによって撮影されたニコラスのポートレイトである。1981年後半からバスキアと彼のガールフレンドであったスザンヌマルークは、ニコラス・テイラーが現在も住んでいるアパートにニコラスと共に暮らし始める。バスキアの重要な作品の一つでもある"アロス・コン・ポーヨ(Arroz Con Pollo)"はこのアパートで完成した。1982〜84年にかけて、バスキアがニューヨークのクロスビー・ストリートのロフトで何百点もの作品を描き上げるところをニコラスはいつも目撃していた。1983年には二人でジャマイカ旅行するほど親交が深かった。DJハイ・プリーストとして活躍しているニコラスのDJ名を名付けたのもバスキアである。このバスキアのポートレイトは広く知られているが、フィルム全体を出したことは今回が初めてとなる。

■Nicholas Taylor (ニコラス・テイラー) / 写真家・ミュージシャン・DJ
1977年よりニューヨーク在住。フォトグラファーでもあるニコラス・テイラーは、バスキアとマイケル・ホルマンと共にメンバーとして(一時はヴィンセント・ギャロも在籍)80年代ニューヨークの先鋭的な ”ノー・ウェイブ” シーンをリードしたバンド『GRAY』のメンバーとして活動。GRAYはCBGB、Tier3、Hurrahs、Mudd Clubなどで演奏し、Lounge LizardsやDNAなどのオープニングアクトを務める。また親友であったジャン=ミッシェル・バスキアのプライベートなポートレイトや、当時の ”ノー・ウェイブ” シーンの歴史的な瞬間を撮影した。また、DJも行うニコラスは、バスキアによりDJハイ・プリーストと名付けられ、イースト・ヴィレッジにあるクラブ ”Negril” にて、アフリカ・バンバータ、DJクールハーク、ジャジー・ジェイと共にマイケル・ホルマンの主催するイベントに参加。ソウル・ソニック・フォースとグランドマスター・フラッシュのオープニングの為にライブを行ったニューヨーク・シティ・ブレイカーズのDJとして活躍した。1983年、ファヴ・ファイブ・フレディにより、ドラムのマックス・ローチを含むバンド”Estate Fresh”の為のDJとして抜擢される。その後も精力的にライブやDJ活動を行い、2010年にはGRAYの最初のLPである”Shades of…”が遂に発売となり話題となった。アメリカで初めてスクラッチをした白人として、今や『ニューヨークの生きる伝説』と呼ばれるニコラス・テイラー。生粋のアーティストである。

■書籍内容
Nicholas Taylor: EYE CONTACT & more
装丁: Nicholas Taylor
価格:8,000円+税
出版:Charm NYC

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