京本大我、SixTONESでの信頼関係があるからのびのびできる? 自由奔放に見える個人活動と共にある“帰る場所”
帰る場所があるから、個人の活動も輝きを増す。SixTONESの絆
多才でストイックなアーティストとしての一面と、飾らずのびのびと振る舞う素顔の一面。それらは対極的に見える一方で、その根本はSixTONESというグループの存在でつながっているのではないかと、筆者は考えている。
今年で結成10周年、デビュー5周年を迎えるSixTONES。メンバー6人の絆の深さは、過去のさまざまなエピソードからも明らかだ。2012年のドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)で共演してから13年の月日をともに過ごしてきた彼らだが、その道のりは決して平坦なものではなかった。ドラマが放送終了してしばらく経つと、6人での活動はほぼ自然消滅。それぞれが今後の方向性に迷いを感じていた最中に、メンバー全員で6人での活動を直談判したという過去がある。現在の輝かしい活躍は、文字通り彼ら自身で掴み取った未来なのだ。
SixTONESのグループ名の由来は、“6つの音色”と“原石”という意味が込められている。歌やダンス、ラップだけでなく、演技やバラエティ、そしてアーティストとしての活動など、それぞれが異なる場所で個性を発揮し、そこで獲得したものをグループに持ち帰る。安心して帰ることのできる場所があるからこそ、一人でも自由に羽ばたける。京本をはじめ、メンバー一人ひとりの活躍から、そう実感するのだ。
3月1日に公開されたショート動画「SixTONES official【未公開】危機を乗り切った男たち!」では、2024年に直面したグループの危機を、メンバーでがっちりスクラムを組んで乗り越えたことが明かされていた。1年前の「SixTONES【俺たちに絆はあるのか!?in三鷹吉祥寺】ストチューブ史上最長の問題感動作!!」でも、動画の最後で田中が「俺らのこと、バラバラにしてみ? 無理だから」と言い放ったのが印象深い。
アルバムリリースに続いて、5月からはソロライブ『TAIGA KYOMOTO LIVE TOUR 2025 BLUE OF LIBERTY』の開催と、ますますソロ活動の幅が広がっていくことが予想される。彼同様に、それぞれの強みを活かして、メンバー全員がまだ見ぬ境地へと、常に進化を遂げるSixTONES。個人での活躍が増えていっても、その根っこには確かな絆があり、必ずグループに帰って笑顔を見せてくれるだろう。新たなファンを取り込みながら、長く応援しているファンの手も放さずに邁進するSixTONESの未来が、京本の姿から語られているような気がした。























