SixTONES、冠番組特番で感じた全員のポテンシャル “凶暴犬の多頭飼い”から変化するイメージ

 自然と出てくるその場でのノリや、ワードチョイスはもちろん、かわいげのある愛嬌がSixTONESのバラエティでの強みである。3月15日、16日に放送された冠番組『Golden SixTONES』(日本テレビ系)の特番を見て、そのように感じた。

 まず、3月15日放送の『Golden SixTONES』では、ゲストの大好物にかける“一番美味しいタレ”だけを作る「タレだけレストラン」を放送。京本大我、松村北斗、髙地優吾、森本慎太郎が、ドラマ『アンサンブル』(日本テレビ系)で松村が共演中の光石研をゲストに招き、光石の大好物・たこやきに合うタレを調理した。

 ここで力を発揮したのが、京本である。とにかく実験しているかのようにいろんな食材を混ぜ、ときには食材に音楽を聴かせたりする自由奔放っぷり。SixTONESをあまり知らずに番組を見た視聴者からすると、「こんなに個性的な人が存在するの?」と驚いたのではないかとさえ想像してしまう。

 さらに、負けじと個性を見せたのが松村。2022年放送のドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ/フジテレビ系)でフレンチのシェフを演じた経歴を活かし、調理工程をフレンチの用語で説明。真面目な顔でふざける姿に、メンバーやゲストの光石の笑顔を誘っていた。

 音楽に合わせてさまざまなモノを積み上げるバランスゲームの「ツンデツンデゲーム」は、シンプルに真似したくなるような気軽さがあるのがとても良い。3月16日の放送内で田中圭と挑戦した円陣の真ん中に落下したものが何かを当てるゲーム「動体球児」にも言えることだが、ファンのみならず、お茶の間をも巻き込む名番組となるためには、家族が一緒に盛り上がれるような企画が重要だろう。そう考えると、コーナー構成のバランスの良さも『Golden SixTONES』には感じられた。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる