香取慎吾、完璧に演じ切った11年ぶりフジテレビ連続ドラマ主演 みんなの“慎吾ちゃん”は更新され続ける
先述した野上の「完璧」というセリフも、「パーフェクトビジネスアイドル」を自称する香取の信念ともリンクする。区民の困りごとに駆けつける姿も、これまで多くのロケ番組で街の人々とふれあってきた香取を思い出させた。〈幕が上がるサスが当たる/揚々と登場踊り歌い戯け回る皆の笑われ者/彼がどうかしてる??お前も、道化師だろ??〉と歌う、香取とChevonがコラボレーションした主題歌「Circus Funk」の歌詞との繋がりにも思わず唸らずにはいられない。
いつだって求められた役を真摯に、そして全力で演じてきた香取慎吾だからこそ、この大森一平が徹したピエロ姿の奥にある真の人の良さを信じることができたように思う。その先に多くのファンが笑顔になれる世界が広がっているのであれば、たとえどんなに笑われ者になっても構わない。そんな香取を慕う形で、『薔薇のない花屋』の八木優希、『西遊記』の堺正章、『人にやさしく』(すべてフジテレビ系)の須賀健太、星野真里など過去作品で共演したキャストが集っているのも、また熱いものが込み上げてくる展開だった。まるで、最終演説を前に一平の本当の姿を知る身近な面々が「頑張れ」と駆けつけたように。香取のアイドルとしての矜持に触れることができた『日本一の最低男』で、みんなの“慎吾ちゃん”が、さらに更新されていった印象だ。
また、フジテレビでは11年ぶりとなる連続ドラマの撮影に「忙しい」とこぼしていた香取。その多忙っぷりは、いつも香取が演出を務める新しい地図のファンミーティングを、稲垣吾郎と草彅剛が考えることになったほどだと、香取と草彅がパーソナリティを務めるラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)3月16日放送回で明かされていた。
ちなみに、草彅が「俺は吾郎さんには悪いんですけど、事務所の方に『無理ですよ。俺も無理だけど、吾郎さんも無理だと思うよ。そういうの考えるタイプじゃないから』って言ったらゲラゲラ笑って」とこぼしており、香取の笑いを誘っていた。結局、香取が「あとでまた話しますよ」と言っていたので、また表に出ない形で青鬼のような働きをしているのだろう。そういう自分を「好きだ」と言って。
香取のYouTubeチャンネルに「Circus Funk」のMVがアップされたことも、また驚きだった。忙しい日々の中で、いつ撮影したのだろうか。そして、3月、4月、6月、8月と新しい地図のファンミーティングを行いながら、5月31日からは東京、福岡、兵庫、北海道、愛知の全国5都市を巡る初のアリーナソロツアー『SHINGO KATORI 1st LIVE TOUR Circus Funk 2025』が控えているというから、そのバイタリティには脱帽しっぱなしだ。まだまだ続く――いや、さらに加速していく香取慎吾のショータイム。さぁお立ち会い、お立ち会い!
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