宝鐘マリン、兎田ぺこら、星街すいせい……『hololive 6th fes.』CREATORS’ STAGE 異なる個性が音楽でひとつに

Vtuber事務所・ホロライブプロダクションの6回目となる全体ライブ『hololive 6th fes. Color Rise Harmony』が、3月8日、9日に千葉・幕張メッセ 国際展示場で開催された。個性あふれるタレントたちが一堂に会し、魅力を開花させる年に一度のフェスには、会場と配信から多くのファンが参加した。本稿では、3月9日昼に行われたCREATORS’ STAGEの模様をレポートする。
CREATORS'STAGEは、ホロライブに楽曲提供してきた名だたるアーティスト・クリエイターたちと数々の名曲に焦点を当てた。タレントファンのみならず、音楽ファンにとっても注目のライブだ。縦長の会場の両サイドと会場の中央に360度ステージが設けられ、3つのステージを使った贅沢な演出も見所となった。また、両サイドのステージの上部モニターには曲名だけでなく、楽曲提供をしたアーティスト・クリエイターの名前も表示された。
1曲目は出演者全員による「Our Bright Parade」。両サイドのステージに、この日の出演者全員が分かれて登場。前後両サイドからずらりと並んだタレントたちの麗しさは圧巻。キュートな振り付けとボーカルで華やかにCREATORS’ STAGEのオープニングを飾った。
続いて不知火フレア、クレイジー・オリーが登場し、「いいわけバニー」を披露。意外なカバーと思わせたが、曲中に兎田ぺこらがステージに登場し、3人でのパフォーマンスへと変化。驚きの演出で魅せる。さらに「美少女無罪♡パイレーツ」は宝鐘マリンに博衣こより、ベスティア・ゼータ、古石ビジューを加えた豪華な布陣で披露。コーレスや弾けるメロディが楽しい、タレントのキャラクター性を反映したライブ向きの楽曲が続く。いずれもナナホシ管弦楽団による楽曲だ。

ステージの空気を変え圧巻のダンス&ボーカルを見せたのは、ハコス・ベールズの「Play Dice!」。ビジュアルとボイスはアメコミのようなポップさを携えつつ、ハードなサウンドに合わせた熱い表現でその実力を見せつける。
星街すいせいの「ビビデバ」は、ときのそら、ロボ子さん、AZKi、さくらみこと、ホロライブ0期生が集まった。それぞれの声の魅力を発揮しながら、ユニゾンとハーモニーからはさすがの強い絆が感じられる特別なステージになった。
グリーンのレーザーライトが会場を縦断し始まったのは、鷹嶺ルイの「ホロホーク」。センターステージに降り立ちファンに囲まれながらのパフォーマンスだ。スタイリッシュなボーカルにセクシーなステップを360度余すところなく見せた。
キュートでゴシックな雰囲気を纏いながら、確かな歌唱力とダンス力を以て強いガールズパワーを発揮したのは森カリオペとネリッサ・レイヴンクロフトによる「Go-Getters」。さらに、宝鐘マリンはキュートでセクシーなミュージカル調の演出で、人気曲「I'm Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた。」を歌唱。
会場の熱量をさらに上げたのは、桃鈴ねね、フワワ・アピスガード、モココ・アピスガードによる「ねねちのギラギラファンミーティング」。ステージと客席が見事に揃ったサビの振り付けと“ギラファ”コールで会場がひとつになっていく。同じくまろん(IOSYS)による提供曲「ぎゅーどんかーにばる!」は大空スバル、白銀ノエルの“ノエスバ”コンビでパフォーマンス。ユーモラスでキュートな二人に客席もますます温度を上げていった。
ボルテージが上がりきったところに、猫又おかゆが登場。ピノキオピーによる提供曲「もぐもぐYUMMY!」をパフォーマンスした。少しけだるげでかわいらしい唯一無二の空気感で個性を発揮。会場中が独特の世界観に夢中になった。