MISIA、音楽は「心のソリューションのひとつ」 セイコーグループ新企業CMへの提供曲に込めた思い

 MISIAが、3月14日にSEIKO HOUSE 7階ホールで開かれた『セイコーグループ 新企業CM完成披露イベント』に登壇。セイコーグループアンバサダーを務めるMISIAの楽曲「ゆびきりげんまん(SEIKO ver.)」が新CMに起用されており、その楽曲に込めた思いを明かした。

MISIA『セイコーグループ 新企業CM完成披露イベント』

 「ゆびきりげんまん(SEIKO ver.)」は、MISIAがセイコーグループアンバサダー就任を機に、新たに編曲した楽曲で、今年5月28日にリリースされるアルバム『LOVE NEVER DIES』にも収録されている。セイコーの創業者・服部金太郎の波乱万丈の生涯を描いた『黄金の刻~服部金太郎物語~』(テレビ朝日系)の主題歌「ゆびきりげんまん」のスペシャルエディションとなり、創業以来、人を大切にし、信頼関係を重んじてきた服部金太郎やセイコーの姿に思いを寄せながらMISIAが書き下ろした楽曲だ。

 MISIAはイベントにて、「ゆびきりげんまん」を「未来への約束を歌った歌」と説明。服部金太郎が自分を信頼してくれている人の思いに応えようとした心の約束、さらにセイコーの技術により正確な時間を刻んでいる未来への約束をテーマに楽曲を書き下ろし、それは同時に今の時代にも伝わるメッセージだと話す。

MISIA『セイコーグループ 新企業CM完成披露イベント』

 「ゆびきりげんまん(SEIKO ver.)」の編曲には兼松衆、さらに鷺巣詩郎の名前がクレジットされている。MISIAは「オーケストラのレコーディングはパリで、そしてバンドのリズム隊とコーラスはロンドンで、そして歌は東京でレコーディングしたんですけれども、まさにさまざまな場所で音楽の時間を刻みながら、大切にレコーディングをいたしました」と昨年の『第33回夏季オリンピック競技大会』(パリオリンピック)直前の街全体が未来に向かっていく雰囲気のなかでの制作を振り返った。

 1番はオーケストラと歌のみで、2番からはバンドが加わり、少しだけソウルの要素が入ってくる。後半に向かってはジャズ、R&Bのようなセッションに発展していくアレンジについて、「私たちの人生は同じ時間を生きていても、それぞれに時の刻み方が違うと思うんですけれども、この音楽のなかでもさまざまな音楽の時間が刻まれております」「セイコーさんは時計だけではなく、医療だったり、子どもの安全のためでしたり、さまざまな形で心を動かすソリューションを提供しておられます。音楽も心を癒したり、心のソリューションのひとつだと思っておりますので、セイコーさんの思いにも寄り添えるように心を込めて歌わせていただきました」と共鳴する楽曲と自身の思いを述べた。

 「ゆびきりげんまん(SEIKO ver.)」は、セイコーの新たな企業CM「心を動かすソリューション」篇に使用されており、〈僕らは夢の途中〉というフレーズで双子が時計塔の積み木を重ねるシーンが歌詞に合っていて、ぴったりだとMISIAは嬉しそうに笑みを浮かべていた。

 原点回帰をして“ソリューションカンパニー”になることに挑戦しているセイコー。今後挑戦したいことを聞かれたMISIAは、「いろんな場所に行って、情報を知って、いろんな人と出会って、リアルなお話を聞くことによって、さまざまな素晴らしい時間が私のなかに積み重なっていくと思います。セイコーさんのように未来に向かっていろいろと挑戦をしながら、精進して、またいい歌が歌えるようになっていけるといいなと思っております」とコメントした。

 イベントには服部真二(セイコーグループ株式会社 代表取締役会長兼グループCEO兼グループCCO)のほか、新CMに出演している内田縁、内田澄が登場。イベント終わりには、時計塔のある屋上にてフォトセッションが行われた。

MISIA『セイコーグループ 新企業CM完成披露イベント』

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