Mrs. GREEN APPLE、藤井 風、米津玄師……『2024年年間の売上動向』で存在感を放ったアーティスト
SoundScan Japanが『2024年年間の売上動向』を発表。2024年の音楽ソフトの売上動向、アナログレコードの売上動向、年間音楽ビデオの売上動向がそれぞれ明らかとなった。
音楽ビデオ売上動向のアーティスト別ランキングで1位を獲得したのは、Mrs. GREEN APPLE(※1)。2024年1月にLIVE Blu-ray&DVD『ARENA TOUR 2023 “NOAH no HAKOBUNE”』と『DOME LIVE 2023 “Atlantis”』を同時リリース。Mrs. GREEN APPLEのライブを映像でも味わいたいというファンの想いが売上を押し上げただけでなく、大森元貴(Vo/Gt)の圧倒的な歌唱力と若井滉斗(Gt)と藤澤涼架(Key)の演奏力のアンサンブルの強さが、購買意欲に繋がったと言えそうだ。7月には『Mrs. GREEN APPLE on “Harmony”』のBlu-ray&DVDのリリースも決定している。10日間に及ぶKアリーナ横浜での定期公演の模様が収録された本作品のヒットにも期待できそうだ。
アナログアルバムレコード売上動向では、藤井 風の『Best of Fujii Kaze 2020-2024』が第1位を獲得(※2)。もともと5月に配信リリースされたコンピレーションアルバムのアナログ盤として、アジアツアー『Best of Fujii Kaze 2020-2024 ASIA TOUR』の一部公演で先行販売され、その後国内で抽選販売された。キャリアのなかでは、これまで発表した1st、2ndともにアナログレコード盤をリリースしている藤井。アナログレコードで聴くことで一層真価が発揮される、緻密に作り上げられたサウンドを堪能したいというリスナーの思いが、売上増加に繋がったと言えそうだ。