安井謙太郎×長妻怜央、7ORDER第1章の完結を総括 変幻自在なグループが目指す次のステージとは?

『DUAL Endroll』で挑戦した新しいステージの見せ方

――アルバム『DUAL』で明確に示された“ダンス”と“バンド”という二面性もそうですが、7ORDERのオリジナリティは、幅広いスキルと魅力があるメンバーによるグループだから確立できているんだと思います。

安井:「Get Gold」「爛漫」「レスポール」「なんとかやってますわ」「Heavy」とか、同じグループの曲だとは思えないし、わけわからないですよね(笑)。

――(笑)。歌や楽器演奏だけでなく、ダンスでも音楽を表現してきた人たちだからこそ形にできるものもあるんだと思います。

安井:やっぱり楽しいのが好きなんですよね。

――バンドは“巻き込む”、ダンスは“魅せる”と、意識の違いをみなさんが語っている記事を見たことがあるんですけど、なるほどと思ったんですよ。“魅せる”というのは楽器だけやっているとなかなか持ちにくい視点だと思ったので。

安井:そういえば、僕らの全体的なディレクション、振り付けとかをしていただいている方に、「『Heavy』を踊ってる時は、自分が電話ボックスくらいの広さの中で踊ってるくらいの感じの方がかっこいい」って言われたんです。大きな会場だとバンドもダンスも“放つ”“届ける”というエナジーが強くなりがちですけど、逆に狭い空間に凝縮するとお客さんの方から寄ってくるようなパフォーマンスになるということなんですよね。そういうのは自分たちでも面白いです。

――「Who I Am」も、バンドとダンスの両方をやっているみなさんだからこそ生み出せた曲ですよね。元日の国際フォーラムでのこの曲、すごく良かったです。

安井:「Who I Am」は、フォーラムの時だけ追加したんです。会場の規模が変わって、セッティングも結構変わったのでやることになったんですよね。オープニング映像とかを作っていく中で、この曲をやることによって『DUAL』の続きという感じをリンクさせられるんじゃないかなと。ツアーで1回しかやらなかったけど、かっこいい曲だなと思いました。

長妻:緊張したけど。

安井:めっちゃ緊張したね。まじで裏話をすると本当に時間がなくて。僕らは当日の9時くらいに会場入りして、1時間半くらいしかステージ上でリハをする時間がなかったんです。サウンドチェックもしなきゃいけなかったので、「Who I Am」は1回くらいしかやってないよね?

長妻:うん。そういえば……さなぴーのラップのところの〈青い鳥の中求めるLove〉の青い鳥はTwitterのイメージなんですけど、Xになっちゃったんですよね。「どうしようかな?」ってさなぴーが言ってました。

安井:イーロン・マスクに黒いXにされちゃって(笑)。今はまだTwitterのアイコンの青い鳥のイメージが残ってるけど、3年くらい経つともっとXが浸透するんだろうなあ。いつか「Who I Am」をXバージョンで歌うのかも? 「だったら新しい曲を作れよ!」っていうことだろうけど(笑)。

――(笑)。この前のツアーに関しては、サポートのKNTさん、yosuke minowaさんがノリノリで演奏している場面があったのも印象的でした。サポートプレイヤーは、目立たないようにするのが一般的なので。

長妻:楽しかったですよ。おふたりから「ここの音はこれの方がいいんじゃない?」とか、いろいろ教えてもらってます。先生がステージにいるから、めっちゃ心強かったです。

安井:ずっと僕らを支えてくださった人たちと改めてステージで一緒にやった感覚でした。でも、ファンのみなさんからするとメンバー以外の人がステージに立つのは慣れてなくて、「グループはグループでしょ?」という感覚だと思うので。その感覚も間違ってないから、どういう風にプレゼンするのかはメンバー内でもすごく考えました。「この曲はみんなでわーっ!とやった方がいい」「ここは一旦サポートっていう形でやってください」とか、実は細かく決めていました。

――サポートのおふたりが思いっきりはじけながら演奏していたのは、RYOさん、gash!さん、小田ちゃんも加わったアンコールの「One more round」でしたよね?

安井:そうです。「INTRO -ONE-」は7ORDERが始まった時にさなぴーが作った曲ですけど、「One more round」はそれの第2弾みたいな気持ちで作ったんです。最初はライブでやるつもりで作った曲じゃなかったよね?

長妻:うん。

安井:でも、ライブについていろいろ話す中でアンコールでやることが決まったんです。「お祭り、パーティーみたいな感じの曲にしたいよね?」っていうことになりました。7ORDERはずっとプロジェクトと言ってきましたけど、あの曲が一番7ORDER projectというものを体現していた気がします。「ステージ上にメンバーもいるんだけど、メンバーではないみんなもプロジェクトチーム」みたいなことを構成としても作れたのかなと思います。ダンサーが急に出てきたり、ギターソロがあったり、楽器とダンスが重なったりとか、この前のツアーでやった中で一番新しい色味を作れた曲だったと思います。

長妻:あの曲、最初のデモでは「INTRO -ONE-」に寄っちゃってたけどね。「INTRO -ONE-」のパクリみたいになっちゃって(笑)。

安井:そうだった(笑)。「INTRO -ONE-」の第2弾っぽいのを作りたいっていうことだったから、そうなっていくのは間違ってはいないんだけど。

――「One more round」も含めて、この前のツアーは今後の7ORDERに繋がっていくものがいろいろありそうですね。何年か経ってから、「あのツアーの時のあれが今のこれに繋がってるよね?」みたいな話が出てくるんだと思います。

安井:それはすごくありそうです。

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