JO1、ファンとの絆を確かめるアリーナツアー 「僕たちとJAMだったらなんでも叶えられる」

JO1、JAMとの絆を確かめるアリーナツアー

 9月22日、JO1初となるアリーナツアー『2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’』福岡公演2日目の模様が生配信され、視聴した多くのファンが現地の観客とともにその様子を見守った。

 幕が上がるとそこには横一列で立つ11人の姿が。1曲目の「Move The Soul」から流れるように「Born To Be Wild」「Algorithm」「YOLO-konde」をノンストップで披露すると、サイレンが鳴り響き、雷鳴のような音が轟いて「Walk It Like I Talk It」の一糸乱れぬパフォーマンスへ。踊りながらメンバー同士、顔を見合わせ笑い合う光景も見られた。

 「盛り上がってますか? 東京もあるけど今日がラストくらいの気持ちで盛り上がっていこう!」と第一声を上げたリーダーの輿那城奨を筆頭に、鶴房汐恩が「は、か、た、の、汐恩♪」と自身の名前とCMソングをかけて歌うなど、各々が思い思いに自己紹介。川尻蓮は「福岡、ただいま〜!」と地元に挨拶し、「JAM(JO1のファン)って0を1にする力があるなって思ったんです。ライブができるのも、デビューできたのもみんなのおかげ。不思議なパワーを持ったJAMが今日こんなに来てくれています。最高のライブにしていきましょう」と伝える。同時にライブには欠かせないというバンドメンバーを紹介し、「僕たちもバンドの皆さんに負けないくらい盛り上がっていきます」と十分な気合いを見せた。

 ここで金城碧海が突然、「JAMがツアーのグッズ買えなくて泣いちゃってるよ……拓実くん、何か笑顔にできる曲ないかなあ?」と川西拓実に泣くような様子で振ると、川西が「Shine A Light〜!」と“秘密道具”風に曲紹介。同曲をミディアムテンポの「MONSTAR」と続けて歌い上げた。

 場面転換で流れた映像では、「KIZUNA TAROTS」と書かれた占いの館のような場所で、占い師に扮した川尻が悩みなどをタロットカードで占い、解決していく。また、ツアータイトルの“KIZUNA”にちなんで「さて君たち、絆で結ばれる相手が気になるんじゃないか?」と川尻。佐藤景瑚が虎のカードを引いた際には、「強い絆で結ばれる人と出会う。寅年の人と深い絆で結ばれているようだ。寅年の人、ペンライトを振ってみて」と会場に促し、映像と会場の世界を繋げた。さらに、「JO1のことも占ってもらうことって……?」と尋ねられると、「君たちJO1は間もなくバラバラになってしまう、15分くらいね」と不気味な笑い声を上げながら返答。その言葉通り、数人ずつに分かれて“バラバラになった”ユニット曲「Dreamer」「ICARUS」「So What」が披露され、オールジャンルを幅広くこなすJO1ならではのメドレーを楽しむことができた。

 ユニット曲を終えると、川西、豆原一成、河野純喜が「So What」の歌真似をしながら登場。自身の楽曲にも触れ、「『Dreamer』はどうでしたか!」と会場に問いかけると川西は「今日が一番良かったんじゃないかってくらい(気持ちが)入ってた」と自己評価。その後は優しく繊細な歌声が際立つ「君のまま」や、11人で背中合わせで円になる「ZERO」、さらなる成長の意味を込めた「僕らの季節」を披露した。

 続いて流れたのはオフィス風の映像。CM映像監督に扮した大平祥生と広報担当者に扮した佐藤がJO1のプロモーション方法を模索している。マネジメント担当役・川尻の「JO1メンバーの一番の強みはパフォーマンス。体の動きが見えるように」といった要望や、事務所会長役・豆原の「コンサートのタイトルは“KIZUNA”だが、それっぽさがない」「エキストラを入れるのは?」とのアドバイスを踏まえ、完成したCM映像が流れる。最後に「無限の可能性を入れてほしいね」とデビュー曲「無限大」を示唆するような発言で客席の期待値を上げると、スクリーンには「無限の可能性を叶える言葉」という文字が。会場がざわめく中、10月12日発売の6thシングル『MIDNIGHT SUN』のリード曲「SuperCali」をサプライズ披露して、ファンを喜ばせた。このタイトルは映画『メリー・ポピンズ』で魔法の言葉として使われる「Supercalifragilisticexpialidocious」 の略。この呪文をメロディで表現しながら、グループとしての成長を誓い、“体の隅々の細胞まで情熱を燃やす”という強い信念が込められている曲だ。アップテンポでミステリアスな雰囲気を纏う楽曲であり、中盤では所々でピアノの音も際立っている。間髪入れずパフォーマンスする「無限大」にJO1の可能性を感じていると、木全翔也の叫びで始まる「La Pa Pa Pam」では生バンドの荒々しいビートに乗せて後半戦もヒートアップ。

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