Snow Man、“コンビ”や“トリオ”人気はなぜ定着した? 背景にあるメンバー9人の良好な関係性

 2021年のSnow Manは、充実のグループ活動を展開した。シングル3枚、アルバム1枚、映像作品2作のリリース、初の全国アリーナツアー『Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania』や『滝沢歌舞伎ZERO 2021』の開催、冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)地上波レギュラーと、メンバー全員が集まる姿を多く見ることができた。それと並行して向井康二、目黒蓮、阿部亮平、佐久間大介を中心にテレビ番組などへのソロ出演が増えた年でもあった。深澤辰哉、岩本照、渡辺翔太、宮舘涼太、ラウールも得意分野を生かした活動に積極的に取り組んでいる。Snow Manは9人それぞれが強みを持ち、個としても活躍できる高いポテンシャルを備えており、今後もソロ活動の幅は広がっていきそうだ。

 限られたスケジュールの中、他分野に飛び込んでいくソロ活動と、グループ活動の延長にある仕事を両立するために有効なのが「コンビ」や「トリオ」での活動である。箱推し、単推し、DD……アイドルグループの応援の仕方は様々あるが、Snow Manは他グループに比べても、2人、3人単位でメンバーを応援することが根付いている印象だ。

 それを定着させたものの一つとして、レギュラーラジオ『Snow Manの素のまんま』(文化放送)の存在は大きい。同番組には毎週2人ずつ出演し、その2人ならではのトークを聴くことができる。組み合わせごとに話の広がり方やトークをする上でのポジションが変化したりするのも興味深い。久々の組み合わせ、ファン人気の高い組み合わせが登場する回はSNS上でも大きな盛り上がりを見せる。さらに、ラジオ以外にも雑誌でのインタビューやコメント動画の収録も2人ずつ、3人ずつで行われることがほとんど。人数が多いため「コンビ」「トリオ」での活動は自ずと増えるというわけだ。また、ファンがつけたコンビやトリオの愛称をメンバーたちが積極的に使っているのもSnow Manの特徴かもしれない。メンバーたちが発信することで、よりそれぞれの組み合わせに対する愛着が湧いてくる。

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