日向坂46 柿崎芽実、初の卒業が与えた衝撃 グループの基調作った“アイドル性”を紐解く

 日向坂46の柿崎芽実が6月21日、自身の公式ブログにて卒業を発表した。

『キュン』(Type-C)

 ブログによれば、4月頃から心と身体のバランスがうまく取れないことがあったこと、それによって仕事を休んでいたこと、そしてその時に今までのことや将来のことなどを考えていたことを明かし、「周りの友達も大学など進路を考えている中で、私も自分の人生を考えた」結果、卒業という道を選択したのだという。

 日向坂46は今年3月にシングル『キュン』にてデビューしたばかり。シングルの売り上げは好調で、発売初日に30万枚を超えるヒットを記録している。すでに2ndシングルの発売も控えており「今年は日向坂46の年」との声も聞かれる中、ちょうどこれからといったタイミングでの卒業発表であった。

 日向坂46はもともとけやき坂46として活動してきた過去がある。柿崎は2016年のグループ結成当初からのメンバーで、1期生としてグループの人気を牽引する存在であった。当時は中学3年生。初のオリジナル曲である「ひらがなけやき」では長濱ねるとともにダブルセンターを務め、メンバーの中でも期待される逸材であった。

 柿崎は加入時からすでに人懐っこく柔らかなイメージを持った、まさに清純派のアイドルであった。「スノープリンセスエンジェル」を略した「スノプリ」の愛称で親しまれ、長濱ねるにも似たふんわりとしたムードを持ち、さらに純度を増したような、まるで天使のような雰囲気さえ漂うアイドルであった。

 そんな彼女のアイドル性は、そのままグループカラーにも直結している。楽曲の多くはストレートかつ爽やかなサウンドで、温かい友情や素直な言葉を綴った歌詞が多い。それは彼女の柔和なイメージともリンクする。彼女の持っていた性格や性質が、グループ全体のイメージに影響を与えていたとも言えなくはないだろう。

 毎回のライブの際に彼女に向けられる声援はひと際大きい。「ひらがなけやき」はグループの代名詞的な曲になり、今でもライブの定番曲である。そういう意味では、彼女は当初からグループのある種の「主人公」的な役目を背負っていた。彼女の存在は、けやき坂46や、ひいては改名後の日向坂46の方向性を決定付ける中心的役割を果たしていたことは間違いないだろう。

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