B’z、トップランナーであり続ける理由 サマソニヘッドライナー、サポートメンバー一新などから考察
2019年の『SUMMER SONIC』のヘッドライナーとして、Red Hot Chili PeppersとThe Chainsmokersとともに、B’zの出演が決定。日本人がヘッドライナーを務めるのは、今年20周年を迎える『SUMMER SONIC』の歴史において初の出来事であり、非常に大きな反響を呼んだ。
B’zは2017年に『ROCK IN JAPAN FESTIVALと『RISING SUN ROCK FESTIVAL』に出演し、いわゆる「邦ロック」の野外フェスに初めて登場したが、『SUMMER SONIC』には2007年と2009年に出演し、2013年にはAerosmithをメインアクトに据えた『AEROSONIC』にも出演するなど縁が深く、その歴史も踏まえた上でのヘッドライナー抜擢だと考えられる。
それにしても、近年のB’zの活動は非常に意欲的だ。2017年は夏フェスへの出演を経て、11月に20枚目のオリジナルアルバム『DINOSAUR』を発表すると、12月から『B'z LIVE-GYM 2017-2018“LIVE DINOSAUR”』がスタート。12月28日に出演した『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2017』において、稲葉浩志(Vo)の喉の不調によりライブが中断・短縮となるアクシデントがあったものの、ツアーは続行。そのままデビュー30周年イヤーとなる2018年に突入し、8会場18公演を完遂した。
ツアーファイナルとなった2月4日の京セラドーム大阪では、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』の開催を発表。「Pleasure」とは近年5年に一度のペースで行われているベスト選曲のツアーであり、7月から9月まで12会場23公演を実施。さすがにここで一休みかと思いきや、9月22日のツアーファイナル後すぐにオフィシャルサイトで2019年のアルバムリリースとツアーが告知され、ファンを大いに驚かせた。すでに6月8日の鹿児島アリーナから、9月10日のマリンメッセ福岡まで、16会場36公演が発表されていて、『SUMMER SONIC』はツアーの後半、脂の乗った状態での登場となる。