『WORLD HAPPINESS』夢の島ラストをMETAFIVEが飾る “音楽のDNA”は次の世代へ
東京・夢の島公園陸上競技場にて、2008年より毎年開催されてきた『WORLD HAPPINESS』が8月28日、同会場での最後の…
こんな圧倒的個性の女性アーティスト、日本……いや、世界を見渡しても存在しないのでは……。音符の上を自由奔放に跳ね回るような歌唱と、変幻自在かつ緻密な音楽性、そして何より、それらを実現可能にするフィジカル面での抜きん出た才能——まさに他の追随を許さない。
初期においては日本的なものを追求していたが、それは伝統への回帰ではなく、ある程度の距離を置いて見つめる——ジャパネスク的な色合いが濃かった。どこかクールで、どこかユーモラス、そして、音楽をコロコロと転がすような遊び心に満ちている。その後も、同感覚でテクノ/ファンク/ジャズ/クラシック/ポップスといった多彩な要素を、時には名うてのスタジオ・ミュージシャンと、時にはピアノの弾き語りで“矢野顕子”というジャンルに昇華。
最近でも、矢野の旺盛な創作意欲は一向に衰えをみせず、次々と作品を発表。そのオリジナリティは、ますます磨きがかかり、唯一無二の境地に達している。
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1976年に1stアルバム『JAPANESE GIRL』でデビューした矢野顕子が40周年のアニバーサリーイヤーを迎…