高岡早紀の記事一覧
現在は脇を固めるタイプの女優。夫の保坂尚輝と共演したシャンプーのCMでも変わらぬ美貌を見せてる高岡早紀は、デビューが88年。『マドラス』のCMで岡田真澄を相手に踊る姿が、とてつもなくインパクトがあった。当時16歳で岡田と渡り合う存在感と、優雅なたたずまい……。しかし、彼女はメディアにほとんど登場せず、身辺情報も伝わってこなかった。業界的にいえば、露出を押さえて神秘性を高める売り出しを図ったのだろう。その方向性は、音楽面でも貫かれている。
『マドラス』のバックで流れていたデビュー曲「真夜中のサブリナ」から「眠れぬ森の美女」「悲しみよこんにちは」と続く加藤和彦作曲の名曲は、シャルロット・ゲーンズブールのイメージを引用したと思われるが、落ち着きのあるウィスパー風ヴォイスは、同年代の他のアイドルにない高級感を漂わせた。はかなさと凛とした強さが同居していて、"10代の女の子の日常"とは一線を画すリゾート地のお嬢様的ムード。『マドラス』での神秘感とも見事にシンクロしていた。
その後、写真集を出したり、女優として高い評価を受けた映画『バタアシ金魚』に主演したりと、メディア露出が解禁されていく。胸といい脚といい抜群のプロポーションにはあらためて驚いたが、素顔は意外と普通の女の子っぽいことも知られて神秘性は薄れ、当初のインパクトで予想したほどスゴイことにはならなかった。とはいえ、タレントとしての安定感は変わらず、アイドルからもスムーズに脱皮。今日に至っている。
歌のほうでは、ちょっとキレたような「フリフリ天国」などシングル7枚とアルバム5枚を残したが、今でも自然に聴ける普遍性がある。 (斉藤貴志)
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