『葬送のフリーレン』第2期は“恋の進展”に期待! シュタルク×フェルンの甘酸っぱさ
TVアニメ『葬送のフリーレン』の第1期が放送終了してから約半年、はやくも第2期の制作決定が発表された。アニメーション制作は引き続きマッドハウスが担当し、フリーレンたちが「一級魔法使い試験編」の舞台・オイサーストの地から旅立った後の物語が描かれるという。
そこで気になるものといえば、やはりシュタルクとフェルンの仲が“どこまで進展するのか”だろう。これまでの2人がどんな関係性を築いてきたのか、いくつかのエピソードと共に振り返っていこう。
フェルンは幼い頃に家族を失い、孤児になったところを僧侶・ハイターに拾われた過去をもつ。そしてその後はずっと年長者のフリーレンと旅をしているため、同年代の異性と接した経験が少なく、シュタルクとの距離感を掴みかねている。
一方でシュタルクは故郷を失うまでは一般的な環境で育ったものの、女性の扱いには慣れていない。そのためフェルンの気持ちを理解できず、ことあるごとに機嫌を損ねてしまうのだった。ぎこちなくも徐々に仲を深めていく2人の姿を、多くのファンが固唾を飲んで見守っている。
お互いが相手をどう意識しているのか明言されてはいないものの、恋愛関係に発展することを期待する人は多いようだ。実際に作中では、“恋心の芽生え”を感じさせるエピソードが描かれてきた。
第14話:フェルンの誕生日に起きた“プレゼント事件”
もっとも印象的なのは、第14話。この話は開幕から“痴話喧嘩”シーンで始まる。なぜそうなったかといえば、誕生日に自分へのプレゼントを忘れられたと思ったフェルンがシュタルクに激怒したという。直接的には描かれていないが、その剣幕はフリーレンが「正直今日は言い過ぎだと思うよ」とたしなめるほどだった。
実をいえば同じ仲間のザインもプレゼントを用意していなかったが、あくまで怒りの矛先はシュタルク。その後、ザインと出かけて「好きなの選んでいいぞ」と言われるも、以前シュタルクの誕生日プレゼントを一緒に選んで買ったことが“大切な思い出”になっていたためか、ザインからの申し出を断るのだった。
それに対してシュタルクも誕生日を忘れていたわけではなく、本当は一緒に選びに行きたいと思っていたものの、嫌がられることが怖くて言い出せなかったのだという。つまり2人とも不器用なだけで、実は同じ思い出を大切にしていたのだ。
さらに後半パートでは、このとき買ったプレゼントのブレスレットに「久遠の愛情」を花言葉とする鏡蓮華の意匠が施されていること、“恋人に贈るもの”という風習があることが判明。シュタルクが慌てて「知らなかったんだ」「誤解だよ」というと途端にフェルンは不機嫌になり、「買い直しましょうか……?」という提案にも、「これはシュタルク様が一生懸命選んで私にくれたものです。二度とそんなこと言わないで」と感情をあらわにしていた。