『まどか26歳』“まどか”芳根京子たちの成長に心が軽くなる 見事な“変化”で佐々木希が好演

スーパーローテーションで3つ目の配属先・泌尿器科に移ったまどか(芳根京子)。気づけば食堂の真後ろの席や廊下でのすれ違いざまなど、まどかの側にいて彼女を興味深そうに見守ってきた角田(奥田瑛二)が指導医として対峙する、『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系)第4話。
膀胱がんが見つかった外資系の金融コンサル会社で働く “バリキャリ”の成田友梨(佐々木希)は、がんを切除さえすれば治る段階ではあったものの、入院初日に届いた予期せぬ人事異動のメールやストーマ(人工肛門)を付けなければならないという事実に打ちひしがれる。

「もう手遅れです、私の人生」「若月先生はこれからの人ですよね。私の気持ちはわからない」と治療を拒否し、まどかの言葉はどうやら彼女には届かないようだ。ただ、これはまどかが自分よりも若い同性であるからこそ引き出されてしまった友梨の本音でもあるが、まどかが同じく女性だからこそ漏らせた心の叫びでもあったのだろう。

正論だけでは患者の心を動かせないことに落ち込み打つ手なしのまどかに角田が自身の過去の経験談を基に、「患者にドラマを作る」という打開策を提示する。ドラマの主人公は患者で医師はあくまで裏方。日常の中で刺激的な何かを見つけてもらえるように医師が促すという。

心を閉ざしてしまった患者のドアをノックし続け、それを開けてもらうのは至難の業だが、まどかは日頃からよく友梨のことを観察できていた。友梨の趣味がプロレス観戦であることを彼女の視線の先にあったものやノートPCに貼られたステッカーから予想し、彼女の推し選手が腎臓病を克服して臨んだ復帰戦を病室で一緒に観戦しようと提案する。






















