『JAM』は特撮の現場にも通じていた? 劇団EXILE 小澤雄太が撮影の裏側を明かす

小澤雄太、ドラマ『JAM』を語る

劇団EXILEが総出演するドラマ『JAM -the drama-』(全8話)が、ABEMAで8月26日より独占無料放送を開始した。2018年に公開された映画『jam』以来、約3年ぶりとなるJAMプロジェクトが再始動し、ドラマの世界観そのままにステージを盛り上げる劇団EXILE公演『JAM -ザ・リサイタル‐』も10月16日より開催される。

 リアルサウンド映画部では、劇団EXILEメンバー全員へのインタビューを実施。第7回は小澤雄太が登場。(編集部)【インタビューの最後にはチェキプレゼントあり】

変えられていく人生を楽しんでいる自分がいた

――『JAM』のドラマ化の話を聞いてどう思われましたか?

小澤雄太(以下、小澤):まず去年、JAMプロジェクトを再開するという話を聞かせていただいて、この企画にまた関われるということに対してうれしく思いました。ドラマになって、今回も同じ役どころを追求できるということにもうれしさを感じました。

――台本を初めて読んだときは?

小澤:奇想天外過ぎて、台本を読んでるという感覚にはなかなかならなかったですね。もちろん台本としては成立しているし、登場人物の動機とかもト書きには書かれているんだけれど、やってみないと分からないなと思う部分がたくさんありました。

――自分の役どころで驚いたところは?

小澤:自分の役は、映画のときから引き続いてチンピラとして登場してくるんですけど、まさかモノづくりにハマっていって、のめりこんでいくということも不思議でしたし、そこからある事件が起こって本番にいけなくなってしまうというのも予想外でした。そこまでがだいたい半分くらいで、まだ理解できたんです。でも、その後の半分では、レッスンを受け始めて表側にまわる人になるとは、本当に思ってもみなかったので、びっくりでしたね。どういう風に心境変化していくのだろうと思いました。

――観ているほうも、あれよあれよと転がっていく人生を見ているような感じでした。

小澤:そうですよね。あれよあれよと転がっていくけれど、通常は、主役以外のキャラクターの人生が変わっていくことが描かれることって少ないんですよね。変わった後のことが描かれたりはするんですけど。このドラマのキャッチコピーにも「どんなヤツでも輝ける」ってあるけど、劇団の9人が9人、全員の人生が変わっていく描写を描いているところがすごいし、SABUさんの鬼才さが成せるところだと思いました。人によって変えられていく人生を楽しんでいる自分がいて、そのワクワクを芝居で表現できたし、自分たちに合っている話だなと思いました。

――「どんなヤツでも輝ける」というのは、お芝居をする中でも頭にあったんですか?

小澤:後でその言葉を聞いて、確かにそうだなって思いました。

――変わっていく人生という意味では、BIRTHDAY BOYSになるということが大きかったと思うんですが、5人でダンスを踊ったことに関しては?

小澤:僕らも決してまったく踊ってこなかったわけではなくて、劇団EXILEの旗揚げ公演なんかでも踊りがあってパフォーマンスしてきたんです。でもここ何年かは、そういうことをやっていないし、改めて9人で集まって、お芝居の中で役としてダンスをするという意味では、これまでとまったく違うものになっているなと思いました。だから、それは観ていただける方にとっても新しい一面が見えるんじゃないかと思います。

――5人でダンスするシーンのことを、ほかの皆さんも、楽しそうにエピソードを語ってくれたんですが、小澤さんも思い出されることはありますか?

小澤:僕らは、撮影に入るまでに1カ月くらいかけてみっちり練習を重ねてたんですけど、気合を入れすぎて、最初のほうは下手に踊らないといけないのに、うまく踊りすぎて、「もっと下手に踊ってね」って注意されたりすることがありました(笑)。

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