Travis Japan 松田元太は人の話が“聞こえてない”? 主演ドラマ『人事の人見』で新たな発見

Travis Japanの松田元太が主演を務めるフジテレビ系火9ドラマ『人事の人見』が、4月8日よりスタートする。
会社の人事部を舞台にした本作で松田が演じるのは、おバカでピュアすぎる人見廉。情に厚く、型破りな言動で周囲を振り回す彼は、会社を変えたいと奮闘する真野直己(前田敦子)と共に、社員のさまざまな問題や悩みに立ち向かう。
そんな本作で地上波ドラマ単独初主演を務める松田にインタビュー。彼らしいユニークなコメントも飛び出した。
人見の「相手に感情をストレートに伝える」という姿勢に共感

ーー本作は、人事部が舞台のオフィスエンターテインメントです。脚本を読まれて、どんなことを思われましたか?
松田元太(以下、松田):正直、人事部というものを詳しく知らなかったので、脚本を読みながら「こういう業務なのか」、「こんなお仕事もなさっているんだな」と楽しさや大変さを知ることができました。今回、撮影で吸収したものをドラマを通して全部出したいですし、僕自身がなぜそう感じたのかを、人見というキャラクターを通じて伝えていけたらと思いました。
――脚本を担当する冨坂友さんが、直接松田さんにヒアリングをしながらキャラクターを作ったそうですが、具体的にどんなやりとりがあったのでしょうか?
松田:スタッフさんがいて、自分がいて、ちょっとしたオーディション番組みたいな。
――(笑)。
松田:「こういうことがあったらどう対応する?」、「こういう人がいたらどう思う?」みたいなことを聞いてくださって、自分が答える……といった会話を重ねたのですが、(完成した)脚本を読んでるだけでもワクワクしました。改めて、当て書きの巧みさやありがたさも感じましたね。
ーー松田さんのキャラクターがより深く掘り下げられているんですね。
松田:そうですね。シリアスな会話のなかでも、僕が普段よく使う「マジっすか」、「ガチっすか」、といった台詞も入れていただいています。年配の方には「この若者は変な日本語を使っているな」と思われちゃうかもしれないですけど、そういった言葉遣いだけでなく、さまざまな形で人と向き合っていきます。同世代の方々にも共感してもらえるドラマになっているのではないかと思いますね。
――当て書きということで、共感する部分を教えてください。
松田:「相手に感情をストレートに伝える」という部分に共感できます。人見と僕では、伝え方の違いはありますが、根本にある思いは同じなんです。そこがすごく面白いし、「自分は人見のことが好きだな」と思いました。だから、たぶん僕も僕が好きです(笑)。
――似てるということは「役になりやすい」イメージなんですか?
松田:そうですね。作り込みすぎず、素でスゴいと思ったことは、人見を通して「スゴい!」と感じるような感覚です。視聴者の方々や、会社でいろんなことを感じている人たちの思いも背負いながら、みなさんを代表してストレートに聞きたいこと、分からないことも聞いていこうと思っています。

――人見を通じて「自分ってこんな人間だったんだ」と発見したことはありますか?
松田:「本当に変な人だな」という自覚が生まれましたね(笑)。人の話を聞かない……いや、聞いてるつもりなんだけど聞けてない、聞こえてないんです。本当に入ってこない、というのが物語でもあったので、そこは松田としても改善しないといけないなと思っています。
――他にも「ヤバい」と思うシーンがあったんですか?
松田:なんか抜けてる部分があるのかな……。物言いや行動がストレートすぎて、「それ大丈夫?」と思うことがありました。それこそ、いろんな環境で成長できる人なので、登場人物たちに助けてもらいながら、人見としても僕個人としても学べるなと思います。




















