岸部一徳や加瀬亮出演『鈴木家の嘘(仮)』製作決定 出演者オーディション兼ねたワークショップも
岸部一徳、原日出子、加瀬亮、岸本加世子が共演する映画『鈴木家の嘘(仮)』の製作が発表された。
本作は、“作家主義”“俳優発掘”をテーマに、『恋人たち』や『滝を見にいく』などを生み出してきた松竹ブロードキャスティングオリジナル映画製作プロジェクト第6弾で、橋口亮輔監督の『恋人たち』、石井裕也監督の『舟を編む』、大森立嗣監督の『セトウツミ』など、数多くの作品で助監督を務めてきた野尻克己の劇場映画監督デビュー作。野尻監督によるオリジナル脚本で、引きこもりの長男の突然の死に直面した鈴木家の混乱と再生を描く。
メインキャストには、鈴木家の家長である父役で岸部一徳、母役で原日出子、長男役で加瀬亮、叔母役で岸本加世子が決定している。父役の岸部は「初監督、自分の思ったとおりの映画を撮ってください。楽しみにしています」、母役の原は「夫婦にも親子にも何かしら嘘はあるもの。それが愛情に溢れた優しい嘘なら時に真実よりも美しいと思えます」とそれぞれコメント。野尻監督は 「『家族』とは何か、知りたくてこの脚本を書いた。私は目撃したい。そこに見える本当の家族の風景を」と意気込んでいる。
さらに、本作のヒロインとなる鈴木家の長女・富美役(18〜25歳の女性)と、鈴木家にまつわる様々な登場人物(10〜70代の男女)を選出するための、オーディションを兼ねた俳優ワークショップが開催されることも決定。プロダクション所属や俳優未経験の新人など、経験の有無を問わず、約20名が選出される予定だ。応募は、8月31日まで、ワークショップ応募サイトにて受け付けている。
■公開情報
『鈴木家の嘘(仮)』
2018年公開予定
監督・脚本:野尻克己
出演:岸部一徳、原日出子、加瀬亮、岸本加世子ほか
製作:松竹ブロードキャスティング
制作プロダクション:ハーベストフィルム