文藝別冊『宇野千代 増補新版』9月26日刊行へ 朝ドラ『ブラッサム』モデルの98年を多角的に読み解く

文藝別冊『宇野千代 増補新版』9月刊行

 文藝別冊『宇野千代 増補新版 自由を求めた98年』(河出書房新社)が9月26日に発売。2026年度後期NHK連続テレビ小説『ブラッサム』のモデルとなる小説家・宇野千代を総特集した一冊となる。

 宇野千代は明治30年(1897年)に山口県岩国に生まれ、98年の生涯を送った作家。小説家であると同時に、随筆家、編集者、着物デザイナー、実業家としても活動し、時代を切り拓いた女性として知られる。

 本書は、宇野の人生と文学を多角的にひもとく総特集号。インタビューでは、ドナルド・キーンが『おはん』の英訳秘話を語るほか、山田詠美、辻原登、綿矢りさが宇野について語る。

 「宇野千代コレクション」として、宇野本人のエッセイ「私の文章作法」を収録するほか、川端康成・丸谷才一との鼎談「宇野千代をかこんで」、吉屋信子、森繁久彌、黒柳徹子との対談、青山二郎との往復書簡なども掲載する。

 また、秘書を務めた藤江淳子が「うちの先生」と題して、宇野の日常や仕事への姿勢を語る。佐々木幹郎と鹿島田真希による対談「生きること、そして書くこと」も収める。

 エッセイの寄稿者は、いしいしんじ、中島京子、東直子、山崎ナオコーラ、鹿島田真希、青柳菜摘、大塚豊子、吉永小百合、瀬戸内寂聴ら。「あのころの宇野千代 エッセイアンソロジー」では、尾崎士郎、伊藤整、東郷青児、大岡昇平、小林秀雄、井伏鱒二、水上勉による文章を再録する。

 論考は瀬戸夏子、川崎賢子、尾形明子が寄稿。巻頭には宇野千代アルバムとして貴重な写真を収めたグラビアも掲載され、略年譜も収録される。なお、電子書籍の発売予定はない。

■書誌情報
文藝別冊『宇野千代 増補新版 自由を求めた98年』
著者:河出書房新社編集部編
価格:1,650円(税込)
発売日:2026年9月26日
出版社:河出書房新社

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