連載40周年『ぼのぼの展』渋谷で開催! 原画展示や限定イラストなど見どころ満載の魅力を徹底レポ

『ぼのぼの展』渋谷で開催!40年の歩み辿る

 漫画連載40周年・アニメ放送10周年を記念した『ぼのぼの展 40年のこと。』が、8月27日より東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYAにて開催されている。

 1986年に連載がスタートした『ぼのぼの』(バンブーコミックス、竹書房)の40年の歩みを、120点以上の展示物を通して振り返るイベント。開催前日の8月26日には関係者向けのプレオープンイベントが行われ、原作者・いがらしみきおとぼのぼのが登場した。

「ぼのぼのが歩いているようなペース」で連載を続けた40年

 いがらしは本イベントについて、「40年分のカラー原稿を見たとき、自分の原稿ながら圧倒されてしまいました。どうぞ、私の原画展を楽しんでください」と語った。40年もの長期連載を続けられた理由については、「ひと月に8ページの連載という、ぼのぼのが歩いているようなペースだったので、ぼのぼのという漫画とマッチしていた。あんまり無理しないでやってこれたのが一番良い点です」と笑顔で振り返った。

 さらに、ぼのぼのという存在については、「一番気持ちがよくわかるキャラクターです。多分ぼのぼのも、私の気持ちを一番よくわかっていると思います。漫画家とキャラクターという関係ではなく、本当に知り合いのような存在ですね」と笑顔を見せると、ぼのぼのも嬉しそうに手を動かし、会場を和ませた。

40年分のコミックスの表紙原画に圧倒

展示入り口
キャラクター紹介パネル

 展示スペースは、ぼのぼのと仲間たちが手をつないで輪になっているイラストがお出迎え。会場は入口から温かな雰囲気に包まれている。さらに先へ進むと、ぼのぼのたち主要キャラクターの紹介パネルが並ぶ。ぼのぼのの紹介に添えられていたのは、「もしあなたの周りにもぼのぼのに似た人がいるとしたら、その人をたいせつにしてください。きっとその人もあなたをたいせつにしてくれます」という言葉。この一文だけでも、ぼのぼのの魅力が伝わるのではないだろうか。

コミックス原画 展示風景
『ぼのぼの』原画

 ぼのぼののイメージカラーである青色の壁には、コミックスの表紙原画がずらりと並ぶ。いがらしもコメントしていた通り、これだけのカラー原稿が一面に並ぶ光景は圧巻だ。一枚一枚に施された繊細な色使いや丁寧な筆致をじっくりと鑑賞でき、このエリアだけでも見ごたえは抜群。お気に入りのコミックスの表紙を探すのも楽しい。

渋谷の街をぼのぼのたちが行進! 描き下ろしの巨大イラスト

描きおろしイラスト

 そして、もう一つの見どころが、本イベントのために描き下ろされた巨大イラスト。スクランブル交差点をぼのぼのたちが歩いており、まるで渋谷の街にぼのぼのの世界が出現したかのような一枚だ。いつもの森を飛び出し、都会を闊歩するキャラクターたちの姿はもちろん、看板の文字が「いぢめる?」や「SHIMATCHAU CAFE」になっていたり、クズリくんの歩いた道がわかるようになっていたりと、隅々まで遊び心が散りばめられている。ぜひ細かなところまで目を凝らして楽しみたい。

作業風景の映像
『ぼのぼの』の名言

 さらに、これらの作品がどのように描かれてきたのかを知ることができる制作風景の映像や、ぼのぼのならではの名言も展示されている。哲学的な問いや心に残る言葉の数々は、さわがしい渋谷の街でふと足を止め、自分自身の生き方について考えるきっかけをくれるかもしれない。

アニメ作画

 奥のスペースには、アニメの設定資料も展示されている。表情や仕草をはじめ、画面には映し出されない細かな設定までぎっしりと書き込まれており、制作陣のこだわりと、作品を支えるプロの仕事ぶりが伝わってくる。

 その他にも、赤ちゃん時代のぼのぼのを描いた『ぼのちゃん』、ぽっちゃりしたフォルムのぼのぼのによるグルメ漫画の『でぶぼの』などのスピンオフ作品や、知的エンタメ集団・QuizKnock、LDH所属のボーイズグループ・LIL LEAGUEとのコラボレーションの展示も。40年の時を重ねながら、ぼのぼのの世界がさまざまな形で広がり続けていることが感じられる。

フォトスポットやグッズコーナーでぼのぼのを味わい尽くす

等身大フィギュア

 出口付近には、等身大フィギュアやフォトスポットも用意されている。最後まで、ぼのぼのの世界を存分に堪能できる空間だ。

直筆イラスト

 また、会場のあちこちには、いがらし直筆のイラストも散りばめられている。ぼのぼのたちが展示を楽しむ私たちに寄り添ってくれているようで、一緒に会場を巡っているような気分に。思わずほっこりしてしまう、ぼのぼのらしい演出だ。

 ボリューム満点の展示を楽しんだあとは、グッズコーナーへ。ここでは、40周年記念グッズや、本企画展用のベレー帽をかぶったぼのぼののグッズをはじめ、さまざまな可愛いアイテムがいっぱい。おまんじゅうやどら焼きなどのお菓子もキュートで、つい手を伸ばしたくなってしまう。

 40年という長い年月を経てなお、さまざまな世代から愛され続ける『ぼのぼの』。会場に流れるゆったりとした時間に身を委ねながら、ぼのぼのたちの世界を味わってみてはいかがだろうか。『ぼのぼの展 40年のこと。』の開催は、8月27日から9月27日まで。

©いがらしみきお/竹書房
©いがらしみきお/竹書房・フジテレビ・エイケン

■開催情報 「漫画連載40周年&アニメ放送10周年 ぼのぼの展 40年のこと。」
会期:2026年8月27日(木)~9月27日(日)
会場:東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA
開催時間:11:00-19:00(展示最終入場18:30)
入場料:前売券 一般1,400円(税込) 小学生600円(税込)
   :当日券 一般1,600円(税込) 小学生800円(税込)
※保護者(18歳以上)1名につき未就学児2名まで入場無料
※原則ご入場1回につき物販のお会計は1回のみ
※混雑状況により物販のフリー入場の制限を行う場合あり
主催:大日本印刷
協力:竹書房、フジテレビ、エイケン、東映
特別協力:いがらしみきお
詳細:https://tokyoanimecenter.jp/event/bonobono/
『ぼのぼの』連載40周年&アニメ放送10周年記念サイト 「ぼのぼのと40年のこと。」 :https://eiken-anime.jp/bono40-10/

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「イベント」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる