【漫画】元カノとバイト先で再会、どうする? ゆるっと斜め上コメディ『鮮魚モトタケ』

【漫画】元カノとバイト先で再会

 ひょんなことからお金が必要になり、鮮魚店でバイトをすることにした少年。しかし、過去に自分をフった元カノと、同じ新人バイトとして再会してしまい……。

 失恋を経てのドギマギを、鮮魚店を舞台に描く漫画『鮮魚モトタケ』がXにアップされた。今回は作者である漫画家・魚須えり個(@eriko_osakana)氏に、創作のきっかけや舞台へのこだわりについて話を聞く。(青木圭介)

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『鮮魚モトタケ』(魚須えり個)

ーー本作を創作した経緯を教えてください。

魚須えり個:私は元々、「失恋」をテーマにした漫画を描くのが好きなんです。モチーフとして扱うことが多く、これまでも多くの失恋漫画を描いてきました。そして、8月23日に開催されたコミティア157で、「失恋」を描いた短編だけを収録した失恋短編集を出しまして。本作はその短編集に載せるために考えた、失恋漫画のうちの1作です。

ーー小浦方くんと中野さんの再会の舞台を鮮魚店にした理由は?

魚須えり個:魚とか鮮魚店が好きなんです。作品で出てくるお店のモチーフになっている鮮魚店が私の地元にありまして、実際にそこでアルバイトをしたいなとずっと思っていました。なので私の実体験とか地元をベースにして、「失恋」というテーマと合わせたのが、本作の物語です。

ーー中野さんの、少し変わった掴みどころのないキャラクターが印象的でした。

魚須えり個:「失恋」というところでみると、女の子の中野さんは「フった側」です。基本的には「フラれた側」の小浦方くんに読者の方は感情移入してほしいと思って、モノローグもほとんどを小浦方くんにしています。中野さんは振り回す側として描いているので、ちょっと冷たさも感じるような、感情移入しにくいキャラクターにしています。

ーー小浦方くんを描くうえで意識したことはありますか?

魚須えり個:「フラれた側」の小浦方くんは、中野さんに振り回される側です。でもただ不憫という感じではなく、小浦方くんにもフラれる要因はあるよね、そりゃフラれるわというキャラクターにしています。逆に変わっている中野さんと付き合っているときは、馬が合っていたんだろうなというのがわかる、説得力のある元カレになるよう意識しました。

ーー本作のなかで、魚須氏自身が気に入っているポイントを教えてください。

魚須えり個:やっぱり「失恋」を描きたくて描いた作品なので、過去回想の公園のシーンは気に入っています。フラれるシーンで、ダメなところを記したデータをアップしたUSBを、小浦方くんがもらうじゃないですか。ちなみにこれは、知人の実話なんです。知人はもらった側で、言ったら悪いですけど面白いなと思ったので、作品に入れました。

ーー本作に限らず、魚須氏はどのようなところから漫画の着想を得ているのでしょうか?

魚須えり個:本作のように、自分が見聞きしたこととか体験したことから、物語を考え始めることが多いですね。あと、「言葉」から着想を得ることも多いです。「あの単語面白いな」とか「今の言葉の使い方面白かったな」とか、そういうところから始まってストーリーを膨らませていくこともあります。

ーー最後に、今後はどのような漫画を描きたいですか?

魚須えり個:次のコミティアに出す作品では、ギャグ漫画に挑戦したいと思っています。頑張って描いていくので、完成した際には読んでもらえると嬉しいです!

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