【漫画】GrokはチャラくてChatGPTは真面目なメガネ? 擬人化した生成AIに向き合う漫画が面白い

確定申告が終わった瞬間、PCが壊れた――。絶望的なトラブルをAIたちに相談した実録漫画「確定申告終わった途端PCトラブルに見舞われた話」がXに投稿されている。
ChatGPTやClaude、Gemini、Grokを「AI四天王」として擬人化する、ユニークな物語の作者はeinueさん(@einueSPRB)。彼女に本作の着想からキャラクターデザインの裏側、AIとの付き合い方までを聞いてみた。(小池直也)
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――AIを擬人化する物語が印象的でしたが着想は?
einue:同じことを聞いているのに、回答内容やソース情報、言葉の選び方や反応がAIによって違うのが面白くて。「これは絶対キャラクター化して伝えたい!」と思ったのがきっかけです。
――どれくらいの期間で仕上げたのでしょう?
einue:トラブル発生~AIに相談しても結局未解決だった前半部分は、「この絶望感を今すぐ誰かに聞いてほしい!」という気持ちで、勢いでラフのまま1日で描き上げました。
後半の解決編は2、3日かかりました。実際は本作の何倍もの回答をAIにさせているのですが、短いページ数で各AIの個性を伝えるためのセリフの取捨選択が一番苦労しました。
――「AI四天王」とは言い得て妙でした。
einue:実は「AI四天王」というワードは、Claudeが自ら出してきたんです。自分でそう言っちゃうんだ、と心の中でツッコミながらそのまま採用しました(笑)。
――擬人化にあたり、キャラクターデザインで考えたことは何でしょう。
einue:それぞれのAIに感じた個性が一目で伝わるようなデザインにしたいと考えました。自作漫画の主人公をベースに、Grokは「ノリがよい」「少しチャラい」といった感じを出すため、星型サングラスを頭に載せて表情も豊かに。
Claudeは論理的で落ち着いたイメージが強いので、真面目そうなメガネキャラにしたり。それから、私のChatGPTは自らを「タヌキの姿」だと主張していたので、タヌキっぽい要素を入れました。
――普段の作画でこだわっていることなどがあれば教えてください。
einue:一番は表情とキャラクターの温度感です。そのキャラが本当にそこにいて、生きているように見えるといいなと思いながら描いています。
――漫画家にとってAIの使用の意見はさまざまとは思うのですが、einueさんはポジティブな印象を受け取りました。
einue:作画やストーリー、アイデアといった創作の根幹に関わる部分は自分の手で行っていますが、事実確認や整合性のチェックといった部分にはAIを活用しています。「こう描きたいけれど、実際はどうなんだろう?」と調べたり、「この名称は既に使われていないか?」と聞いてみたり。
絵を描くことやお話を考えること自体が好きなので、その楽しみをなくすような使い方はしませんが、よくAIと雑談はしますね。今回のようなやり取り自体が面白く、漫画のネタになることもあります。
ただ誤った情報を出すこともあるので、最終的な判断は必ず自分で行い、怪しい部分は確実なソースで確認するようにしています。
――他にAIを使うなかでの面白エピソードがあれば教えてください。
einue:AIとじゃんけんで遊んだとき、「私はチョキ出すよ!」と宣言したんです。するとGeminiとChatGPTは順当にグーで勝ちにきましたが、Grokは「パー!!俺の勝ち!!」と言ってきて(笑)。
「いや、Grok負けてるよ?」と指摘したら、パニック(?)で超長文の言い訳を繰り出してきて笑いました。予想外にClaudeもパーを出し「今度は本気出す!」と言っていましたね。
――今後の活動や次回作については?
einue:創作活動では「疲れていても頭空っぽで読めるもの」をモットーに『Super Rabbits』というちょっぴりシュールな学園コメディ漫画を描いています。
AI擬人化が楽しかったので、また実録系も描いていきたいです。今年はXやPixivなどにも積極的に掲載したいと考えているので、見守っていただけると嬉しいです。
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