【漫画】田舎の女子高生、都会で“わびさび”を学ぶーー地味な園芸高校できらめきを探す青春漫画がエモい

【漫画】田舎のJK、都会で"わびさび"を学ぶ

 都会に憧れたのに園芸高校へ——? そんな女子高生の憂鬱がポジティブに変化していく漫画「田舎の子が園芸高校に行く話」がXに投稿されている。

 自身の園芸高校での実体験をもとに、本作を生み出したのは神チキさん(@K3_Chiki)。Xに投稿した経緯や制作について作者に語ってもらった。(小池直也)

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「田舎の子が園芸高校に行く話」(神チキ)

――本作をXに上げてみた手応えはいかがでしょうか。

神チキ:自分が思っていたよりも多くの人に見てもらえたので満足しています。

――着想について教えてください。なぜ園芸高校を舞台にされたのでしょうか。

神チキ:実際、園芸専門の高校に通った経験があり、それをもとに描きました。

――ご自身も実際に田舎暮らしをされているのでしょうか。郊外での暮らしについて考えていることなどがあれば教えてください。

神チキ:田舎で暮らしたことはありませんが、田舎は慌ただしい空気に流されることなく、心に余裕を持って自分の感性と向き合える暮らしができそうだなと思ってます。

――制作に当たって取材などはされましたか。

神チキ:何度か母校にお邪魔したり、当時の同級生と学生時代のことを話したりしました。母校の授業も好きだったのですが、先生も個性的で温かい人が多かったのでモデルにしようと決めていました。

――個人的には庭園づくりのシーンが印象的でしたが、作者として気に入っている場面は?

神チキ:私も枯山水を作ってるところが好きです。見開きページはどれも描いていて楽しかったですね。

――大変だったエピソードなどもあればお願いします。

神チキ:「わびさび」をモノクロで表現することでした。心踊るものを絵で表現するとき、キラキラさせたり迫力を付けたりするのですが、やり過ぎると「わびさび」の良さが消えてしまうので、その塩梅が難しかったです。

――作画について、こだわりや意識している点があれば教えてください。

神チキ:モノクロのバランスを意識しました。絵を魅せるのは余白だけど、白過ぎても寂しい原稿になるので。

――今後の展望を教えてください。

神チキ:ひとまず自分の考えた話で連載を取り、胸を張って「自分は漫画家だ」と言えるようになることが目標です。

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