サッカークラブが“黒人アイコン”になるまで 『ブラックアーセナル』が描く歴史

『ブラックアーセナル』(編纂:クライヴ・チジオケ・ヌウォンカ、マシュー・ハーレ/訳者:山中拓磨/カンゼン)が2025年12月18日に発売される。
ガナーズはなぜ「黒人性」のアイコンとなったのか? イアン・ライトからブカヨ・サカまでーー。時に交わり、時に分かれるアーセナルFCの黒人アイデンティティの変遷。本書はノース・ロンドンに拠点を置くサッカークラブ、アーセナルFCが、いかにして英国における黒人性のアイコンとなったかを記した物語だ。
1960年代のもっとも初期の兆候からグローバルな団体としての目覚ましい台頭まで「ブラックアーセナル」は黒人としてのアイデンティティとクラブとのつながり、メディアはじめ音楽、ファッション、政治といった領域にいかに拡大していったか、という観点からアーセナルと現代的な黒人カルチャーの関係性を探訪しようとする試みとなる1冊。
「我々のストリートとブラックアーセナル」「ブラックアーセナルを定義する」「オレの仲間はどこだ?」「アウェーとホーム」「ポール・デイヴィスにとってのブラックアーセナル」「アーセナルを味わう」「ライト、ライト、ライト......1995年のアーセナル対ミルウォール、ロンドンにおける政治と人種差別」「ハイバリー・スタジアムの管理人」といった28本の章で構成される。
■書誌情報
『ブラックアーセナル』
編纂:クライヴ・チジオケ・ヌウォンカ、マシュー・ハーレ
訳者:山中拓磨
価格:3,850円(税込)
発売日:2025年12月18日
出版社:カンゼン






















