【漫画】叔父の身長が会うたびに伸び縮みするのはなぜ? まさかの事実にクスッとくるエッセイ漫画

【漫画】叔父の身長が会うたびに伸び縮み

 会うたびに身長が伸びたり縮んだりする叔父。子供ながらに不思議に思っていた少女だったが、まさかのカラクリがあり……。

 実体験をもとにしたエッセイ漫画が、漫画家・中原るん(@nkhrrun)氏のXアカウントに『背がいきなり伸びたり縮んだりする叔父の話』としてアップされた。今回は当時の心境や叔父・叔母との関係について、著者である中原るん氏に話を聞いた。(青木圭介)

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『背がいきなり伸びたり縮んだりする叔父の話』中原るん

ーー本作を創作した経緯を教えてください。

中原るん:小さい頃は「はるちゃんは身長が伸びたり縮んだりするな」と本当に不思議に思っていたんですけど、その疑問を解決することなくそのまま大人になりました。でも今年になったくらいのタイミングで、なんとなく思い出して叔母に聞いてみたんです。そうしたらこの話をされて、すごいびっくりしました。今でも叔父(はるちゃん)とは仲が良くて、よく「俺を漫画で描いてくれよ!」と言われていたんです。なのでこの話は面白いと思い本人の希望通り漫画にしました。

ーー身長が伸び縮みすると思っていた当時は、はるちゃんをどのような存在だと思っていましたか?

中原るん:子供なので、「はるちゃんという存在は身長が伸び縮みするものなんだ」と自己解決していましたね。もうそういうものだと思っていました。ただそれ以上に、はるちゃんは全員よく遊んでくれたんです。だから身長とかはあまり気にせず「よく遊んでくれる人」という認識で、みんなと楽しく遊んでいました。

ーー大人になってから真実を知ったんですよね。

中原るん:聞いたときはびっくりしましたが、同時に「詰めが甘くないか!?」とも思いました。いくら名前を変えても男の人だし、普通に考えたらバレますよ。結果としてバレなかったのがすごいんですけどね。

 また祖母にバレないようにってことだったんですけど、シンプルに「気にしすぎでは?」と思いました。叔母も私の母も気にしすぎで詰めが甘いところがあって、母はタバコを吸っていることを祖父に20年間隠していたのですが、口紅が付いた吸い殻とかをそのままにしておくんです。絶対祖父も気づいていたと思います。はるちゃんの件も祖母は実は気づいていたんじゃないかなと思うので、そもそも名前を変える必要があったのかは疑問に思っています。

ーー叔父さんには漫画を読んでもらいましたか?

中原るん:読んでもらって、笑っていました。今回インタビューのお話が来たことも報告して、すごく喜んでいたんです。ちなみに私のなかで叔父はずっとはるちゃんなので、大人になった今でもまったく違和感なくはるちゃんと呼んでいます。

ーーエピソードを漫画にするにあたって気をつけたポイントはありますか?

中原るん:やっぱり漫画を発表すると、思わぬところで否定的なコメントをいただくこともあるんです。普段の漫画では流されるよりコメントをいただけるだけで嬉しいと、そういう意見もありがたく読ませていただいているのですが、本作は肉親が登場するので気をつけました。実際そんなことはまったくないのですが、叔母が遊び人だと思われないかなとか、少し気を使いました。

ーー中原るん氏が漫画を描き始めたきっかけは?

中原るん:きっかけは、弟をテーマに漫画を描きたいと思ったことです。私には俳優を目指していた弟がいるんですけど、結構ふくよかなんです。当時、オーディションであまり上手くいっていなかった弟が、少しでも広まる手助けになればと、『弟よ、デブを誇れ。』という漫画を描き始めました。弟は現在演劇講師をしていて、今もめっちゃ仲良しです。

ーー最後に、今後どのような漫画を描きたいですか?

中原るん:もっとフォロワーさんとコミュニケーションを取りたくて、今は匿名でメッセージを送れるサービスである「マシュマロ」で質問を募集し、漫画で答えるということをやっているんです。少し滞り気味なんですけど、続けてやっていきたいなと思っています。あとは今『鬼滅の刃』にめちゃくちゃハマっているので、遊びの範囲ですが二次創作なんかも進めていきたいです!

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