雨穴「創作の原体験はイギリス」 日本発ホラーミステリー『変な絵』、英・年間ベストブック賞にノミネート

雨穴によるホラーミステリー小説『変な絵』(双葉社)がイギリスの大手書店チェーン・Waterstones(ウォーターストーンズ)が選ぶ2025年「Book of the Year(年間ベストブック賞)」の最終候補にノミネートされた。
ウォーターストーンズは、イギリスおよびアイルランドに300店舗近くを展開する、イギリス最大規模の書店チェーン。書店員が「今年もっとも読者に薦めたい本」を基準に選出する同賞は、イギリス出版業界でも注目されるだけでなく、一般読者からも大きな関心を集める賞として知られている。
ウォーターストーンズは『変な絵』の作品の特徴を挙げ「SNS発の日本人作家によるホラー小説。英語圏でも話題となり、異色の選出」と紹介。『変な絵』は、何かがおかしい“9枚の奇妙な絵”に散りばめられた手がかりをもとに物語を読み解く、雨穴による世界的にも唯一無二のホラーミステリー。2022年の日本発売以降、子どもから大人まで幅広い層から支持を集め、世界累計200万部を突破するベストセラーとなっている。
『変な絵』はTSUTAYA、紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂書店、未来屋書店をはじめ、日本全国の書店ランキングで軒並み1位を獲得。また、アメリカ、イギリス、フランス、韓国、中国、ブラジル、モロッコなど、世界5大陸・36の国と地域で翻訳出版が決定しており、アメリカ・イギリス・フランス・スペインなど海外主要メディアからの取材も多数寄せられるなど、海外でも高く評価されてきた。
■雨穴コメント(ノミネートを受けて)
とても光栄なことです。深く感謝しております。私は子供の頃、イギリスのサリー州に住んでいました。イギリスの曇り空、雨のにおい、そして静謐で少し不可思議な文化は私の創作の原体験です。このような形で、再びイギリスの方々と関われることを嬉しく思います。






















