実験中に鼻水が垂れて大発見 発売2か月で3刷『めくってオモロい マジすか科学』

重版『めくってオモロい マジすか科学』

 『めくってオモロい マジすか科学』(Gakken/7月10日刊)の3刷が9月8日に決定した。

 本書では「科学にまつわる意外な発見・研究」を多数掲載。掲載されるエピソードの1つが「実験中にうっかり鼻水をたらしたことで発見につながった」というある科学者のお話。

 人の唾液や涙、そして鼻水の中には、殺菌作用のあるリゾチームという酵素がふくまれている。リゾチームを発見したのは、イギリスの細菌学者。フレミング。

 フレミングは研究に使う細菌を増やしていたときに、うっかり鼻水を細菌の上にたらしてしまった(※鼻水ではなくクシャミという説もあり)。しかし、よく見ると鼻水がたれたところだけ、細菌が増えないことを発見。殺菌作用のあるリゾチームが発見された。

 リゾチームの発見に関するエピソードのほかにも「電車事故の防止にライオンのうんこが使用されたことがある」「自分の食事や排せつ物を30年も量り続けたサントーリオという医学生がいる」「宇宙人へのメッセージを載せた探査機パイオニア10号と11号・ボイジャー1号と2号」「病気治療に役立つよう、光るブタが作られている」といったユニークなエピソードが収録される。

■書誌情報
『めくってオモロい マジすか科学』
監修:尾嶋好美
文:こざきゆう
絵:和田ラヂヲ/かるめ
価格:1,430円(税込)
発売日:2025年7月10日
出版社:Gakken

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