高橋留美子の“ラムちゃん”に吉崎観音の“ケロロ”まで……『ドラえもん』誕生日に向けレジェンドたちがお祝いイラスト描き下ろし

高橋留美子たちの『ドラえもん』イラスト

 2025年に連載開始55周年という節目を迎える国民的漫画の『ドラえもん』(小学館)。ドラえもんの誕生日である9月3日を控えるなか、作品の公式X(@doraemonChannel)では様々な漫画家たちによるイラスト作品がカウントダウン形式で投稿され、連日大きな反響を呼んでいる。本稿では8月29日までに投稿された作品を振り返りたい。

 8月21日、本企画の第1弾として投稿されたのは『うる星やつら』『らんま1/2』『犬夜叉』で知られる高橋留美子の手がけたイラスト。ドラえもんを祝うラムちゃんとともに「F先生大好きです」とコメントが寄せられた。


 「マンガ大賞2020」の大賞に選ばれた『ブルーピリオド』の作者・山口つばさもイラストを執筆。ドラえもんを象徴する青色のパーカーを着た八虎、タケコプターやどこでもドア、どら焼きの絵が飾られた部屋が描かれている。


 『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』の作者・曽山一寿によるイラストでは作品の主人公・じーさんとドラえもんの2ショットが実現。「ドラえもんたんじょうびおめでとう!なのじゃ」というメッセージとともに笑顔を浮かべるドラえもん、(ねずみが入っているであろう)プレゼント箱を渡すじーさんが描かれた。


 アニメ・実写映画化された『テルマエ・ロマエ』で知られるヤマザキマリもイラストを執筆。湯につかるドラえもんとともに筆記体のメッセージが描かれたイラストには、日本語のみならず外国語での反響も見受けられている。


 現在の「月刊コロコロコミック」の看板作品、アニメ化が決定している『運命の巻戻士』の作者・木村風太はタイムマシンに乗るドラえもんとのび太、そして時間を巻き戻すことができる巻戻士・クロノを描いた。「子どものころから今もずっと大好きです! これからもおいかけつづけます!!」というメッセージを体現するように、クロノは2人を追いかける。


 「マンガ大賞2023」大賞作品『これ描いて死ね』で知られるとよ田みのるも本企画に参加。ドラえもんやのび太とともに、しずかちゃん・ジャイアン、スネ夫の3人と山盛りのどら焼きを描いている。投稿には柔らかな色合いを称賛する声が複数寄せられた。


 アニメ化・ドラマ化・映画化を果たした『映像研には手を出すな!』の作者・大童澄瞳は宇宙を背景にドラえもんと複数のどら焼き、バースデーケーキを執筆。「生誕ドラえもん」「ドラえもんの誕生日」といったロゴの存在から、映画版『ドラえもん』のキービジュアルを彷彿とさせる1枚であろう。


 『ケロロ軍曹』で知られるほか、アニメ・ゲームのキャラクターデザインなども手がける吉崎観音はタイムマシンに乗るドラえもんを描いた。右下にはどこでもドアから顔をのぞかせるケロロが見られるほか「まだ生まれていない君の誕生日!」というコメントも描かれている。(ドラえもんの誕生日は2112年9月3日。)


 各投稿に添えられている文言通り、まさしく「豪華執筆陣」によるイラストの投稿がつづいている本企画。来たるドラえもんの誕生日・9月3日まで、投稿から目が離せない。

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