蟹江杏の初小説『あの空の色がほしい』 第74回小学館児童出版文化賞の候補作に選出

蟹江杏の初小説『あの空の色がほしい』

 蟹江杏『あの空の色がほしい』(2024年5月30日発売/河出書房新社)が第74回小学館児童出版文化賞の候補作に選ばれた。

 『あの空の色がほしい』は、多彩な活動で注目を集める画家・蟹江杏が初めて書いた小説。今春には2025年度中学入試で中学校の入試問題に多数出題された。

 第74回小学館児童出版文化賞は読み物ジャンルの候補全6作品から9月11日に受賞作を発表予定、11月13日に贈賞式が予定されている。

 また東京都・日野市立図書館が主催し、蟹江杏も審査員を務める『あの空の色がほしい』をテーマとした読書感想ポップ賞の開催が7月30日に発表。日野市の大型書店、未来屋書店多摩平の森店の協力のもと、〈『あの空の色がほしい』POPアワード〉の募集が今年11月より開始される。

■作者プロフィール
蟹江 杏(かにえ あんず)
画家。
東京都生まれ。自由の森学園卒業。ロンドンで版画を学ぶ。現在、美術館、全国の百貨店や画廊で、数々の個展を開催。しなやかな線と圧倒的な色彩で描かれる、豊かな物語性を喚起するその作品は、多くの人を魅了する。
著書に、作品集『杏と世界』、絵本『ハナはへびがすき』(第14回ようちえん絵本大賞受賞)『おーい』、『ユキヒラさんとおなかのすいたゾウさん』『ユキヒラさんとおなかのすいたキリンさん』『ユキヒラさんとおなかのすいたクジラさん』(いずれも文・いわまタケツグ/絵・蟹江杏)など多数。
舞台美術や壁画制作、企業とのコラボレーションも手がける。またNPO法人3 .11こども文庫理事長として、被災地の子どもたちに絵本や画材を届ける活動や絵本専門の文庫を設立するなど、全国の子どもたちとアートをつなぐ活動を精力的に行っている。
アートを通しての多彩な活動が評価され、雑誌「Pen」が主催するP e nクリエイター・アワード2021で、審査員特別賞を受賞。

■書誌情報
『あの空の色がほしい』
著者:蟹江杏
価格:1,980円(税込)
発売日:2024年5月30日
出版社:河出書房新社

©Junichi Takahashi

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