『地獄先生ぬ~べ~』最強ヒロイン・細川美樹、令和版アニメでも大暴れ! 小悪魔女子の魅力を考察

■令和アニメ版の美樹はどう変わった?
その一方、美樹はたんに性格が悪いだけではなく、実はピュアで乙女チックな一面も秘めていた。
第14話では教育実習生として学校にやってきた玉藻に一目惚れして、赤面しながらラブレターを渡すシーンが登場。また第40話にてカラスの力で広と急接近した際にも、顔を赤らめて恋に落ちるような描写があり、美樹本人も戸惑っていた。わがままな小悪魔ヒロインに付いた“実はチョロイ”という属性は、あまりに魅力的なギャップではないだろうか。
なお美樹は現在放送中の新作アニメ版『地獄先生ぬ~べ~』でも、強烈な存在感を発揮している。原作にあったお色気要素は削られているものの、キャラクターの本質的な部分はしっかり受け継がれているようだ。
美樹がメインキャラクターとして登場するのは第4話。オカルトに夢中になり、動画で見かけた「絶対やってはいけない逆再生」を試した結果、ろくろっ首のように首が伸びるようになってしまうという内容だった。
美樹は自分が千里眼を身につけたと勘違いし、かわいすぎる霊能力者として「世界中からモテモテになるかも」と妄想して悦に入るのだが、ろくろっ首状態を目撃したクラスメイトたちにバケモノ扱いされて傷つくことに。さらにはぬ~べ~が鬼の手で自分を殺そうとしているのだと思い込み、泣きながら命乞いしていた。ある意味、美樹の魅力がこれでもかと詰まった展開と言えるだろう。
しかも同エピソードでは、他の回とは違ったファッショナブルな私服を着こなしており、私生活の様子もたっぷり描写。声優は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』のアマテ・ユズリハ役で話題を呼んだ黒沢ともよで、泣いたり叫んだりナルシスティックに自惚れたりと、めまぐるしく変化する美樹の感情を生き生きと表現していた。
美樹はぬ~べ~クラスの主要登場人物の1人なので、今後の放送でも色々な出番が用意されているはず。“魔性の魅力”で令和のアニメファンたちをノックアウトしてくれることを期待したい。























