『地獄先生ぬ~べ~』最強ヒロイン・細川美樹、令和版アニメでも大暴れ! 小悪魔女子の魅力を考察

7月より完全新作アニメの放送が始まったオカルトバトル漫画『地獄先生ぬ~べ~』。同作にはさまざまな人気キャラクターが存在するが、そのなかでも一部のファンを夢中にしていたのが細川美樹だ。
令和になっても色褪せることのない美樹の魅力について、あらためて深掘りしていきたい。
美樹はぬ~べ~が担任を務める童守小学校5年3組の生徒で、目立つことや人のウワサ話が大好きなお調子者。生粋のトラブルメーカーでもあり、オカルト系雑誌や都市伝説にハマっては自らそれを実証しようとして、大騒動を巻き起こす……というのが恒例の展開だった。
たとえば原作の第18話では、10円玉を使ってこっくりさんならぬ「エンジェル様」を呼び出そうとしたところ、さまざまな怪奇現象に襲われることに。結局ぬ~べ~にお灸を据えられるのだが、反省してみせるのはわずかな間で、その後も同じような騒動を何度も起こしていく。
また美樹はこの話で、涙を流しながらぬ~べ~に助けを求めるのだが、見ていないところでは平気な顔をして「あの先生 女の涙に弱いのよね!!」と言い放っていた。心から他人をナメていることが伝わってくる描写だ。
さらに、小悪魔的な性格も美樹の大きな特徴。小学生とは思えないグラマラスな体型で、容姿には相当自信があるのか、たびたび男子の純真な心を弄ぼうとする。
第40話では「校庭にある木の下で告白すると、つがいのカラスの力によって必ず結ばれる」というウワサを知り、クラスメイトの広に試そうとするのだが、その動機は「霊の力で男心をあやつれる」ことが楽しそうという好奇心。しかも「この際誰でもいっか」と、たまたま近くにいた広をターゲットに定めたのだった。
こうしてまとめると、どこまでも自分勝手な厄介者にしか見えないが、なぜだか憎めないのが不思議なところ。あえて言えば、調子に乗って他人に迷惑をかけ、そのたびにコテンパンにされて泣きを見る……という豪快な負けっぷりこそが、美樹の魅力なのではないだろうか。“ポンコツ小悪魔ヒロイン”とでも呼べるかもしれない。
最近の漫画でいえば、ジャンプ+で連載されていたポンコツ悪魔とのラブコメ『デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い』に近いところも感じられる。





















