猗窩座、「500億の男」へ? 『鬼滅の刃』無限城編の大ヒットで再燃する“〇〇億の男”ミーム
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の公開から10日間で観客動員910万4483人、興行収入128億7217万6700円を記録したことを受け、X上では「猗窩座を500億の男に」という声が飛び交っている。作品の熱狂的な人気と共に、キャラクターを興行収入で称える“〇〇億の男”ミームが再び注目を集めている。
劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来、公開10日間で観客動員910万4483人(興行収入128億7217万6700円)と大変多くの方にご鑑賞頂きました。
映画館にお越し頂いたお一人おひとりに、そして、作品を届けて下さっている劇場関係者の皆様に心より御礼申し上げます。#鬼滅の刃 #無限城編 pic.twitter.com/eUAZnc45BJ— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) July 28, 2025
この「〇〇億の男」という言い回しは、2018年の『名探偵コナン ゼロの執行人』で「安室透を100億の男にしよう」というファンの応援から生まれた文化だ。その後、2020年の『鬼滅の刃 無限列車編』が国内興収404.3億円という歴史的記録を打ち立て、劇中で壮絶な最期を遂げた煉獄杏寿郎は「400億の男」として語り継がれることとなった。
『無限列車編』では、煉獄と上弦の参・猗窩座が死闘を繰り広げ、煉獄が命を落とすという衝撃的な結末を迎えた。今回の『無限城編』では、その猗窩座にスポットライトが当たり、彼の過去や内面が深く掘り下げられている。ファンからは「煉獄に続いて、今度は猗窩座が“数字”で語られる番」との期待が高まっている。
Xでは「これは500億の男あるぞ」「2回目観てきたけど猗窩座の演出が圧巻すぎた」といった感想が溢れている。また「猗窩座の過去編で号泣した」「煉獄さんが400億なら猗窩座は500億いくべき」など、キャラクターへの深い思い入れを数字に託す投稿が相次いでいる。
公開初日にはTOHOシネマズ新宿で40回以上の上映が組まれ、深夜の“世界最速上映”も即完売。全国的に異例の編成が見られ、リピーターも続出している。映画館の公式アカウントでは「満席御礼」の告知が相次ぎ、急遽上映回数を増やす劇場も出てきている。
興行収入はあくまで一つの指標にすぎない。しかし、そこにキャラクターへの深い愛情と、作品を支える想いが重なったとき、それは確かな“証”となる。かつて煉獄が400億を背負い、多くの人々の心に炎を灯したように、猗窩座もまた、新たな記録と共に観客の記憶に刻まれようとしている。
数字はファンの熱量を可視化する一つの形。『鬼滅の刃』がもはや一作品にとどまらない社会的現象として、新たな記録への挑戦が始まっている。






















