柚木麻子『BUTTER』累計発行部数100万部突破 37ヵ国での翻訳出版決定

柚木麻子『BUTTER』(新潮文庫)の全世界累計発行部数が100万部を突破した。本書は37ヵ国での翻訳出版が決定している。
「どうしても、許せないものが二つだけある。フェミニストとマーガリンです――」。そんなふうに語る「カジマナ」こと梶井真奈子は、男たちの財産を奪って殺害した容疑で拘置所に収監中。週刊誌記者として働く町田里佳は梶井との面会を続けるうちに、彼女の語る美食に絡めとられるように、自らの人生や価値観を変えてゆく。
男性優位社会に適応する。ルッキズムを内面化する。身体が悲鳴をあげるまで働く。そんな生き方に疑義を唱え、すべての人が自分で自分をケアしながら、ゆるやかに連帯することの重要性を問う長編作品だ。
■著者・柚木麻子コメント
100万部突破、誠にありがとうございます。
『BUTTER』を読んでくれた皆さんが、たくさんのバターを躊躇なくパンに塗れる、そんな社会でありますように。
■書誌情報
『BUTTER』
著者:柚木麻子
価格:1,045円(税込)
発売日:2020年1月29日
出版社:新潮社
Ⓒ新潮社






















