老化を遅らせる新習慣を特集　松坂慶子が表紙『婦人公論』7月号

　雑誌『婦人公論』2025年7月号（中央公論新社／6月13日発売）の表紙を松坂慶子が飾った。

　今号の特集 「何歳からでも効果あり！　老化を遅らせる新習慣、始めよう」。人によって老化のスピードが違うのはなぜだろうか。遺伝子や体質が一因ではあるものの、生活習慣やストレスが与える影響は思いのほか大きいと語られる。老化を遅らせる最新情報に加え、ご長寿で健康な人の暮らしの智恵などを特集した。

　子役時代に出会って65年来の友人の柏木由紀子×酒井和歌子。性格は正反対でも、食事や趣味の時間を共有したり、健康情報を交換したりしているそう。読者の参考になる、日常の心がけについて語り合った。

　現在「イケオジ俳優」としてブレイク中の津田健次郎。多くの人が「どこかで耳にしたことがある」と思うほど、声優やナレーターとして長く活躍してきた。ベテラン声優が、50代を迎えて俳優としての道を突き進む理由とは――。

　池田理代子と林真理子は旧知の間柄。池田が24歳の時に連載を始めた『ベルサイユのばら』は、林さんも大ファン。世代を超えた人気作品の秘密から、ともに嗜んだ趣味についても語り合った。

　「こういう映画を創ろうとしている人たちがいる限り、日本の映画も捨てたもんじゃない」。熱い思いを淡々と吐露するのは、俳優のオダギリジョー。役者という枠を超えて活躍を続ける、その原点とはーー。

　大河ドラマ『平清盛』の題字を担当するなど、金澤翔子は書の世界で活躍してきた。ダウン症の翔子に書道を手ほどきしたのは、母・泰子。二人三脚で活動を続けてきたが、泰子は自分の没後、娘が書家をとして生きていくのは難しいと考えている。終活を始めた母と娘は喫茶店を開くことにーー。

　それぞれ「老い」について書いたエッセイがベストセラーになる評論家の樋口恵子と作家の黒井千次は幼馴染。6月号に続き、老いへの葛藤とこれからの生き方を綴った往復書簡に迫る。

　ジョンフォード作、舞台『あわれ彼女は娼婦』のジョバンニ役で強烈な印象を残した小林勝也。東京に生まれ、映画少年だった小林さんが、舞台俳優を目指すきっかけとは。3つの転機で読み解く。

　長年、宝塚・星組を率いてきたトップスター・礼真琴が、宝塚歌劇団と劇団☆新感線との初コラボ『阿修羅城の瞳』で、男役の枠を飛び越え、新たな頂へ。礼の退団公演を10枚の写真でレポートする。

■書誌情報
『婦人公論』2025年7月号
発売日：2025年6月13日
定価：860円（税込）
出版社：中央公論新社