又吉直樹×ヨシタケシンスケのコラボ再び 累計30万部突破『その本は』シリーズ最新作

又吉直樹×ヨシタケシンスケ話題の最新作

 お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気絵本作家のヨシタケシンスケによるコラボ作品『本でした』が、ポプラ社から2025年8月上旬に刊行予定だ。

 二人のコラボレーションは、2022年刊行の『その本は』以来3年ぶりになる。『その本は』は、2人の男が本好きの王様のために世界中から"めずらしい本"の話を集めて届ける物語。本そのものの魅力や物語を楽しむ喜びをあらためて実感させてくれるストーリーとなっている。豪華コラボ作品としてテレビや新聞、WEBなど数多くのメディアにも取り上げられて話題となり、シリーズ累計30万部を突破した。

 最新作となる『本でした』では、村はずれに住み着いた2人の男が、村人たちから寄せられたほんの1行のヒントで本を「復元」していくというストーリー。

 「その本は、〇〇〇が〇〇〇でした。これってどんな本でした?」をテーマに、又吉とヨシタケが互いにお題を出し合い、物語を紡ぐ。(例:その本は「タイトル」が、『5文字の世界』でした/その本は「最後の一文」が、『以上の理由から僕は恐竜です』でした。 ……など)

 時に笑えて時に心に沁みる2人の短編を21編収録予定。ラストは、すべての本への愛、そして想像力を信じる気持ちが押し寄せる内容となる。

◼︎Story:
 むかしむかし、村はずれにたっている空き家に、いつからか2人の男が住みつきました。彼らは、ほんの1ページでも、1行だけでも、タイトルだけでも、ちょっとした手がかりさえあれば、元の本の形に復元できるというのです。村人たちが「本の復元依頼シート」をポストに投函すると、本はどんどん復元されて……。

『本でした』本文イメージ ※内容は変更になる可能性があります

◼︎又吉直樹(またよし・なおき)

 1980年大阪府寝屋川市生まれ。吉本興業所属。2003年にお笑いコンビ「ピース」を結成。2015年に本格的な小説デビュー作『火花』で第153回芥川賞を受賞。同作は累計発行部数300万部以上のベストセラー。2017年には初の恋愛小説となる『劇場』を発表。2022年4月には初めての新聞連載作『人間』に1万字を超える加筆を加え、文庫化。2023年3月、10年ぶりのエッセイ集となる『月と散文』を発表。他の著書に『東京百景』『第2図書係補佐』など。YouTubeチャンネル【渦】、オフィシャルコミュニティ【月と散文】も話題。

◼︎ヨシタケシンスケ(よしたけ・しんすけ)

 1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。2013年『りんごかもしれない』で絵本作家デビュー。絵本作品『りゆうがあります』『もう ぬげない』、イラスト集『デリカシー体操』、エッセイ『思わず考えちゃう』など多数。MOE絵本屋さん大賞、産経児童出版文化賞美術賞、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞、ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞などを受賞し、海外でも様々な国で翻訳出版されている。近著は『そういうゲーム』『まてないの』。2児の父。

◼︎書籍情報
『本でした』
著者:又吉直樹/ヨシタケシンスケ
価格:1,650円(10%税込)
発売日:2025年8月上旬
出版社:株式会社ポプラ社

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