本格因習村ホラーで鮮烈デビュー 注目作家・椎葉伊作による戦慄の百物語『怪異ー百モノ語ー 僕が君に語りたい百の怖い話』

因習村ホラーでデビュー・椎葉伊作の百物語

 部屋の明かりをつけた瞬間にだけ視界に映ったもの、見つけたガラケーに保存されていた”真っ黒な写真”……。怪談ショートストーリー『怪異ー百モノ語ー 僕が君に語りたい百の怖い話』が、マイナビ出版「MPエンタテイメント」より発売された。

 口語口調で綴られる百の物語は、読みはじめたら最後、恐怖に手が震えながらもページを捲る手が止まらなくなるだろう。

 第9回カクヨムWeb小説コンテストのホラー部門にて特別賞を獲得した『オウマガの蠱惑』でデビューを飾った椎葉伊作の2作目となる本作。2作品連動のサイドストーリー企画も行われている。

◼︎【連動サイドストーリー企画 2冊で描かれるもう1つの物語】

 KADOKAWAから刊行の『オウマガの蠱惑』との連動企画により、2作品どちらも帯に特典として書き下ろし短編へのURLが掲載されている。特典の書き下ろし短編は、『オウマガの蠱惑』と『怪異―百モノ語― 僕が君に語りたい百の怖い話』で前半・後半となっており、ネタバレ要素が含まれているので、本編を読んだ後に楽しもう。

『怪異ー百モノ語ー 僕が君に語りたい百の怖い話』(MPエンタテイメント)

★ブクログ 本・デイリーランキングで3日連続1位獲得!(集計期間:2025/3/29午後~31)

”モウドウニモナラナインダッテ” ――気付けば巻き込まれている

「見切れ幽霊」「廃墟の仏壇」「トイレの○○さん」「捲れたポスター」「スズリバコ」などなど語り手が収集した場所も、時間も、怖さも全く異なる百の怖い話。

そして断片的に語られる語り手が体験した出来事。

それが一つの像を結ぶとき、君が出会うものとは――。

第9回カクヨムWeb小説コンテスト <ホラー部門>特別賞を受賞した椎葉伊作による、口語口調の怪談ショートショート集!

カクヨム掲載作に加筆修正を加えた百の怖い話。

定価:1,892円(本体1,720円+税)
発売日:2025年5月19日
判型:四六判 
ISBN:9784839989019

『オウマガの蠱惑』(KADOKAWA)

九州北部にある限界集落を舞台に、異端の信仰を巡る本格因習村ホラー開幕!

“大人になるまで見てはいけない”

九州北部の限界集落、朽無村。
廃村に近いその村に、たった一人、娘が静かに暮らしていた。

村のお社に祀られる“シラカダ様”という異形の神、
サトマワリという謎の慣習、突如消えた一家。
娘が隠してきたのは、代々伝わる異端の信仰と、
村を襲った忌まわしい悲劇の記憶だった。

辺境の集落に潜む悍ましきモノとは―。

定価:1,540円(本体1,400円+税)
発売日:2025年4月30日
判型:四六判 
ISBN:9784047383234

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「新作」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる