札幌が舞台! パンを愛する教授の推理が冴えわたる、ほっこり日常ミステリー小説に注目

パンを愛する教授の推理が冴えわたる、ほっこり日常ミステリー小説『教授のパン屋さん』(ポプラ社)が発売された。札幌を舞台に、北海道の名所・名物が多数登場する。
本作は、メディアワークス文庫の大人気シリーズ「オーダーは探偵に」の作者・近江泉美さんが手がける、ほっこり日常ミステリー。パンを愛しすぎるあまり副業で移動式ベーカリーを営む大学教授が、パンの食べ歩きが趣味の青年とタッグを組んで、工学をヒントに人々が抱える悩みやナゾを解き明かしていくストーリー。理論的な視点で冷静に物事を捉える教授の推理と、人情に厚い青年の行動力によって、人々の心がほぐれていく展開は爽快だ。
本作は札幌が舞台ということもあり、「札幌市時計台」や「北海道神宮」をはじめ「ちくわパン」や「月寒あんぱん」など北海道ならではの名所や名物が多数登場するので、北海道にゆかりのある方は物語をより身近に感じることができる。
趣味であるパンの食べ歩きをしていた青年・福丸あさひは、札幌で噂になっていた神出鬼没の移動式パン屋〈べーカリー エウレカ〉に遭遇する。英国紳士風の店主の正体は、なんと大学教授だという。工学部教授である亘理一二三(わたり・ひふみ)は、現職の大学教授でありながらパンを愛するあまり副業でパン屋を営んでいる変わり者だ。
偶然、ある事件に巻き込まれてしまったあさひだが、パンへのアドバイスと引き換えに教授が工学をヒントに謎を解き明かすと言い出し――!?
書籍情報
タイトル:『教授のパン屋さん』
著者:近江泉美
定価:792円(10%税込)
発売:2025年5月8日(水)






















