第41回太宰治賞受賞作は前田知子「フェイスウォッシュ・ネクロマンシー」に決定

5月9日に実施された第41回太宰治賞(筑摩書房・三鷹市共同主催)の最終選考。本賞の受賞作として「フェイスウォッシュ・ネクロマンシー」が選ばれた。
今回の受賞作は、応募作品総数1478篇から社内選考により最終候補作として選ばれたのは「フェイスウォッシュ・ネクロマンシー」前田 知子(千葉県・49)、「地下世界の俄雨」蒼生 行、「黒南風」神谷 有咲(東京都・17)、「神様の肌」高山 春花(神奈川県・23)の4篇。
選考委員4氏(荒川洋治、奥泉光、中島京子、津村記久子)による厳正な選考の結果、5月9日に決定された。
贈呈式は6月13日(金)午後6時から如水会館で開催され、受賞者には記念品および賞金100 万円が当日贈呈される。受賞作と最終候補3作品を収録した『太宰治賞 2025』は6月23日に発売予定だ。
■作品概略
息子の不登校に悩む四十代の「私」。美容品を扱う店でテスターを使用したその日から、祖母の霊を降ろせるようになってしまった。掃除に打ち込む「私」の傍らで、もの言わぬ祖母は何をどう感覚しているのか。重曹と洗顔料と生家の思い出を携えて、パート主婦が越冬する。
■著者略歴
性別:女性
住所:千葉県在住
生年月日:1975年生まれ
年齢:49歳
出身:宮城県栗原市






















